道幅広がり安全に 諸井・愛宕橋が開通式
主要地方道岩出野上線の諸井橋と、県道垣内貴志川線の愛宕(あたご)橋が29日午後に供用開始となり、同日紀の川市内で祝う会が開かれた。
貴志川に架かる諸井橋は1958年に開通。県那賀振興局建設部によると、これまでの橋は幅が狭く、トラックなど大型車同士の通行に時間がかかり渋滞の原因になっていたという。
新しい橋は全長173・7㍍で幅12・5㍍。橋の上部は㈱駒井ハルテック(東京都)、下部は㈱舩木建設(紀の川市)、㈱原組(同)、㈱淺川組(和歌山市)が担当した。
諸井橋の供用開始を祝う会には仁坂吉伸知事や石田真敏総務大臣、鶴保庸介参議院議員をはじめ、県議や市議、地元区長らが出席。貴志川地区区長会の岸本俊延会長は「開通は大きな喜び。物流が効率化し、地域経済に及ぼす影響も大きいのでは」と期待した。中貴志、東貴志両保育所の子どもたち約40人による遊戯の後、テープカットや渡り初めが行われた。
愛宕橋は1957年に開通。老朽化が進み、道幅も狭かった。供用された橋は全長は57㍍で幅は7㍍。施工は橋の上部を㈱豊工業所(和歌山市)、下部を㈱キタモト(紀の川市)が担当した。この日は仁坂知事や中村愼司紀の川市長らによるテープカット、子どもたちによる風船飛ばしが行われた後、住民ら3世代による渡り初めが行われた。
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