4点差追い付くも涙 慶風善戦及ばず初戦敗退

第101回全国高校野球選手権和歌山大会は2日目の13日、和歌山県和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で1回戦3試合があり、第1試合では慶風が昨秋4強の田辺を相手に一時4点差を追い付く粘りを見せたが、7―12で敗れた。

5回裏、2死1、3塁、萩田が左越えに同点適時打を放つ

5回裏、2死1、3塁、萩田が左越えに同点適時打を放つ

◇第1試合

田辺 3 0 0 0 2 2 3 2 0 12
慶風 1 0 0 0 4 0 1 1 0 7

〔田〕熊野、西―橘〔慶〕角田、吉川、永尾―萩田▽本塁打=熊野(田)▽2塁打=熊野2、岡本亮、輪玉3、田中(田)角田、萩田(慶)

4点を追う慶風は5回裏、3番・西畑の適時内野安打、4番・角田の中前適時打で2点差に迫ると、2死1、3塁から6番の萩田が左越えに適時2塁打を放ち追い付いた。勝ち越されて迎えた7回裏は萩田のスクイズで1点を返し、意地を見せた。

先発の角田は右上手から威力ある直球を投げ込み応援席を沸かせたが、勝負どころで高く浮いた球を田辺打線にとらえられて9点を失い、7回途中で降板。代わった吉川も相手に傾いた流れを止められず追加点を許した。

築出義博監督は「1点ずつしつこく取っていけばチャンスがあると思っていた。あれだけ点を取られても諦めずに戦ってくれた。満足しています」と選手たちをたたえていた。

◇第2試合

那賀 3 0 2 0 0 0 0 2 0 7
県和歌山 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧