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智弁が難敵の南陵下す　バッテリーの活躍光る

第１０１回全国高校野球選手権和歌山大会は６日目の１７日、和歌山市の和歌山県営紀三井寺球場で２回戦３試合があり、第１試合では５季連続の甲子園出場を狙う智弁和歌山が４―０で和歌山南陵を下し、３回戦進出を決めた。

◇２回戦

和歌山南陵	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
智弁和歌山	0	0	0	2	0	0	1	1	X	4

〔和〕岩谷―山元〔智〕池田陽―東妻

▽３塁打＝東妻（智）▽２塁打＝小角（和）西川、德丸、黒川、東妻（智）

智弁は４回裏、２塁打と死球で無死１、２塁とし、６番・東妻の適時３塁打で２点を先制。７回にも１点を加え、８回は１死２塁から東妻が三塁線を鋭く破る適時２塁打を放ち試合を決めた。

先発の池田陽佑は直球とスライダーがさえ１１三振を奪い完封した。相手打線を５安打に抑え、６回以降は相手に２塁すら踏ませなかった。

中谷仁監督は「難しい初戦を突破できてほっとしている。僕も選手も硬くなっていた。池田は言うことなしの投球で頼もしく見ていた」と振り返り、３打点の活躍を見せた東妻については「ずっと悩んでいたので、これを機に大爆発してくれたら」と期待を寄せた。

完封は練習試合を含め高校初という池田陽は「スライダーが良かった。試合前のブルペンではものすごく調子が悪かったので（投球時に）力を入れるタイミングを工夫し、６回くらいから感覚をつかんだ。完封を意識すると打たれるので終盤は一人ひとり集中して投げた」と胸を張った。先制、ダメ押し打を放った東妻は「相手投手は変則派で攻略しづらく、低いライナーか速いゴロを打とうと意識していた。バントをミスしてしまったのでしっかり反省したい」と気を引き締めていた。