マンモス研究すごい 近大オープンキャンパス

 近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市西三谷)で28日、「オープンキャンパス2019」が開かれ、同大を志望する高校生や保護者、子どもら約1000人の参加者でにぎわった。

 「マンモス研究の実験室特別公開」では研究に携わった教員が約2万8000年前のマンモス「Yuka」についてパネルや顕微鏡、実際の筋肉組織片などを使って解説。研究によって遺伝子の働き方の解析や絶滅の原因など、マンモス研究の歴史や意義などが解明できることを話した。

 「子ども科学体験教室」では小学生と中学生が身近なものを使って科学や化学の不思議を発見。片栗粉と水を混ぜて不思議な液体を作り、水面を足踏みしても沈まない体験に、参加者は驚きと大興奮の様子だった。

 他にも、「入試対策講座」では同大の入試問題(英語)を予備校講師が解説。保護者のための就職イベント「生物理工学部の就職支援と現状」では、就職内定者らが同学部の就職率の高さの理由や学部独自の取り組みなど、4年間の学びや学生生活の秘密を語った。

 岩出市の中学2年生、辻和紀君(13)は「マンモス研究はすご過ぎて言葉にできないほど驚いた。僕もマンモスやナウマンゾウ、虫などに関心があるのでしっかりと勉強したい」と話した。

マンモスの筋肉組織片を観察する参加者

マンモスの筋肉組織片を観察する参加者

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