リーガ指導者がクリニック バレンシアCF

 スペインプロサッカーリーグ「リーガエスパニョーラ」の強豪・バレンシアCFのオフィシャルアカデミー和歌山校(スクールマスター・奥野修造)のスペイン人コーチを迎えてのサマークリニックが、2日間にわたり海南スポーツセンターや和歌山市の中央終末処理場屋上スポーツ広場で開かれ、学校生だけでなく一般公募で受講した小学生にも大好評だった。

 来日したのは、バレンシアCFで育成部門の指導に携わり、現在は同クラブのアレビンB(10~11歳)の監督も務めるアルフレド・ラモス氏で、バレンシアCF・JAPANダイレクターの中谷吉男氏が、通訳を担当した。

 ラモスコーチは、子どもたちが緊張せずに、練習に取り組めるような和やかなムードを作りながらも、守備と攻撃のそれぞれの目的を明確にし、次のプレーをしやすくするためのボールコントロールの大切さを訴え、中谷氏が分りやすく子どもたちに解説した。実戦練習の中でも、的確なプレーにはラモスコーチから称賛の拍手もあり、子どもたちも意欲満々だった。

 締めくくりに、サッカーを続けるための大事な3つとして「頭を使う・集中力を切らさない」「サッカーへの強い気持ちを持つ」「プレーは激しく」と、ラモスコーチからエールが送られ、子どもたちも笑顔で「はい」とこたえていた。

 一般の受講生では上富田町をはじめ和歌山市や海南市からの参加も多かった。毎週定期的に開校されているオフィシャルアカデミー和歌山校への問い合わせは、スクールマスターの奥野さんへ(℡090・5242・0646)。

ラモスコーチの前で実戦練習

ラモスコーチの前で実戦練習