地元の魅力再認識して 帰省者にUIターンのすすめ

お盆の帰省シーズンに合わせた県主催のUIターン相談会が16日、和歌山県和歌山市本町のわかやま定住サポートセンターで開かれ、多くの人でにぎわった。

帰省や旅行などで県内を訪れる人が多い時期に県内での暮らしの魅力をPRしようと2年前から開催。ことしは同市や紀の川市、紀美野町など計12市町が参加し、自治体ごとに設けられたブースでの移住相談、就職や農業などについてのセミナーが行われた。

就職についてのセミナーでは、県再就職支援センター統括の弊武嗣さん(75)が講師を務め和歌山の魅力や県内企業の特長などを紹介。和歌山については「自然や歴史が豊か。紀美野町やかつらぎ町で収穫される柿をはじめ隠れた名産も多い。安心して住めます」と強調し、県内企業については「企業同士で取り引きを行うBtoB企業が多く、キー局でCMを流す企業は少ないが、優秀な企業がたくさんある」と説明した。

移住相談では、各市町の移住担当職員が自治体の教育環境や雇用などについて相談に応じていた。

和歌山市出身で横浜市に住む会社員の男性(47)は妻、長女と3人で参加。紀の川市や紀美野町のブースを回り、説明に聴き入った。「核家族ではなく親も含めた多世代で暮らしたいと思い参加しました。さまざまな話が聞けて良かったです」と話していた。

県内で働くことの魅力を学ぶセミナー

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