WAKAYAMA NEWS HARBOR
和歌山さんぽみちプロジェクト

県産品がコラボ「梅酒ジンジャー」

暦の上では立秋を迎えたが、連日の猛暑に大きな変化がない今日この頃。前号では夏バテ解消に役立つ、健康的なカクテルであるブラッディ梅酒を取り上げた。今週も健康志向の方にお薦めの梅酒ジンジャーを紹介したい。
梅酒ジンジャーは、その名の通り、梅酒とジンジャーエールを混ぜ合わせたもの。背の高いグラスに氷を入れ、梅酒1、ジンジャーエール2の割合で入れ、よく混ぜ合わせる。生姜の風味や苦味を味わいたい方は、すりおろしたショウガを適量加えるのがお薦め。
味のほどは、はじめは梅酒そのものの味と、炭酸系の喉ごしがあり、後から、ジンジャーエールらしいショウガの風味が広がる。時間がたつにつれ体が温まり、心地よい酔いに包まれるというところ。
ショウガの三大成分といわれるジンゲロールは、血管を拡張させ血の循環を良くすることから冷え性の改善や殺菌、免疫機能の向上や胃腸の働きを整え、ジンゲロンには発汗作用、ショウガオールには痛みの原因となるプロスタグランジンの生成を抑える働きがあるなど、エアコンによる体の冷えの解消や、自律神経の乱れを整えることが期待できる。
和歌山市はショウガの名産地であることをご存じだろうか。新ショウガにおける市町村別の収穫量(2006年度)で、和歌山市は全国2位。JAわかやま、和歌山市、和歌山商工会議所が協力し平成22年に発売された「生姜丸しぼり和歌山ジンジャーエール」を使ってみた。炭酸や辛味、甘味は控えめながら、すっきりとした後味が特徴の飲料で、梅酒の風味を壊さずうまく調和するブレンド。
和歌山県産の梅酒とショウガが互いの味を引き立て合う、県産品のコラボレーションをぜひお試しあれ。
(次田尚弘/和歌山市)