世代を超えて楽しむ パークゴルフ場人気

和歌山県紀の川市窪の市パークゴルフ場がひそかな人気スポットとして、子どもから高齢者までの幅広い年代に親しまれている。5年前のオープンから芝生の整備を行う田哲治さん(69)は「気軽にプレーできるので親子や三世代で来て楽しんでほしい。きれいなグリーンが自慢です」と話す。

パークゴルフはゴルフとルールはほとんど同じだが、専用のクラブと直径約60㍉のボールを使い、グリーン上の直径約20㌢の大きなカップに入れるまでの打数を競う。同コースは専用クラブとボールを貸し出しているので手ぶらで来場できる。

元々はショートコースだったが、閉鎖後しばらくして改修し5年前にオープン。全9ホールで全長500㍍を2周して18ホールでスコアを付ける。

田園風景を眺めながらプレーでき、平坦でアップダウンの少ないフェアウェイで歩きやすく遊びやすいのが特長。ラフやOBゾーンも設置し攻略しがいのあるコースが多いと評判だ。名物ホールは6番で76㍍と最も長くグリーンまでがカーブしていたり、木やバンカー、ラフがあったり一筋縄ではいかないタフなホールとして人気が高い。

毎年約1万6000人が来場し、大阪や奈良など遠方からも通う。リピーターは65歳以上の高齢者が多いが、祖父と孫のように世代を超えて楽しむ人が増えてきている。

盆休みに姉弟で和歌山市の祖父母宅を訪れ、三世代でプレーを楽しんでいた東京都の辻愛凛さん(12)は「打ちやすいし大人も子どもも気軽にできるのがうれしい」、太輝君(10)は「コースが曲がっていて少し大変だった。でも球が大きいから当てやすいし誰でも楽しい」と笑顔だった。

同コースは午前9時から午後6時まで(夏季は変動あり)。定休日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)。料金は9ホール2周で大人(中学生以上)430円、子ども(小学生以下)210円、65歳以上の高齢者、体に障害のある人やその介助者は320円。貸道具(クラブ1本、ボール1個)は100円。問い合わせは同ゴルフ場(℡0736・78・1977)。

パークゴルフを楽しむ来場者

パークゴルフを楽しむ来場者

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