社会のニュース一覧

祗園南海の書画一堂に 22日から市立博物館

祗園南海

 日本の文人画の先駆者、祗園南海(1676~1751年)の作品を一堂に展示する秋季特別展 「祗園南海とその時代」 が22日から、 和歌山市湊本町の市立博物館で始まる。 南海の特別展は県内では県立博物館で開かれて以来25年ぶりで、 市立博物館では初めて。 重要文化財や初公開作品、 関係資料を含む約100点を展示する。 寺西貞弘館長は 「和歌山が生んだ最大の芸術家です。 現時点での彼の作品を総覧できると思う」 と話している。 11月27日まで。  同館によると、 祗園南海は紀州藩医の家に生まれ、 儒学者の木下順庵に師事。 「木門十哲」 の一人に数えられるほど飛び抜けて優秀だったという。 藩の儒官(儒学を教える役目)として仕え、 詩文の才能とともに、 日本文人画の始祖とされ、 数多くの書画を残している。  特別展では国の重要文化財に指定されている書や、 南海が中国文人世界に憧れ、 学習した跡がうかがえる絵を展示。 また、 個人蔵の 「墨梅図」 「春景山水図」 などは初出展。 珍しい花鳥図 「梅花黄鳥図」、書の代表作 「詩書屏風」 なども展示する。  期間中の10月23日は、 海陽中等教育学校教諭の杉下元明さんが 「もし祗園南海が昭和51年生まれだったら」、11月13日は、 同館学芸員の近藤壮さんが 「祗園南海の芸術世界」 をテーマに講演する。 午後1時半から。  寺西館長は 「南海は、 儒学の先輩に当たる朝鮮通信使と詩文の唱和で互角に渡り合った。 アジア一級の学者と言っても過言ではない。 全国的には有名でも悲しいかな、 県内ではあまり知られていない。 ぜひその作品を見てほしい」 と話している。 午前9時から午後5時(入館は4時半)まで。 月曜と11月4日、 24日は休館。 問い合わせは同館(℡073・423・0003)へ。 ※祗は正しくは、しめすへん(示)に氏

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ヒッチハイクで日本一周中 和大生の大下さん

ヒッチハイク

 和歌山市栄谷の和歌山大学観光学部2回生 (現在休学中) の大下直人さん (19) がヒッチハイクで日本一周に挑戦している。 出身地の長野から出発して北上し、 関東を経由して、 18日に橋本市から和歌山市入り。 和歌山は22県目となった。 ようやく旅は半分に差し掛かり、 これまでの道のりを振り返りつつ話を聞いた。  大下さんはことしの春、 知り合いの起業を手伝うために休学を決意。 しかし、 賃金の未払いなどで事務所と決裂し、 野宿が続くなど19歳にしてホームレスを経験した。 そんな生活を続けているうちに、 「この経験を生かし、 何かでかいことをやってやろう」 とヒッチハイクの旅を思い付いたという。  出発は先月初旬。 ホームレス生活後、 地元長野に戻って稼いだ20万円前後の軍資金を握りしめ、 約20㌔の荷物を背負って旅立った。 高校時代の友人、 知人を訪ね、 泊まり歩いていたという。 宿泊先が決まらないときのほとんどが公園や道の駅などで野宿だった。  福島県南会津町に立ち寄った際には、 意気揚々とダンボールを持って車を止めようとする大下さんを不審に思った住民が警察へ通報。 職務質問を受け、 任意同行を求められた時は 「悪いことはしていないのに」 と半泣きになったとか。 大下さんは警察官に夕食を分けてもらったり、 風呂を貸してもらったりし、 その心遣いに人の温かさを感じた。  18日現在で41日が経過。 この日は和歌山の知人を通じて宿を確保し、 野宿は避けられたようだ。 和歌山へ滞在後は大阪、 兵庫を経由し、 岡山から四国へ渡る。  旅は意外にも順調に進んでおり、 「放浪がくせになりそう」 とはにかむ。 「もう一周して、 世界へも行ってみたい」 と声高らかに語った。

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後肢に続き前肢発見 モササウルス類の化石

大型海生爬虫類 モササウルス類

 平成18年に有田川町の鳥屋城山で発見された大型海生爬虫 (はちゅう) 類・モササウルス類の左後肢の化石に続き、 左右の前肢の骨、 脊椎骨、 肋骨、 歯など約70点が新たに見つかった。 県立自然博物館 (海南市船尾) が18日、 発表した。 同一個体の前肢と後肢の化石が両方見つかったのはアジア初で、 世界的にも非常にまれという。 同館では12月中旬まで前肢の一部の化石を展示する。  モササウルス類は恐竜時代の 「海の王者」 で、 白亜紀後期の海に生息。 トカゲに近いが四肢はヒレ状で鋭い歯を持ち、 肉食性でどう猛な性格だったとされる。 中には体長10㍍以上の大型のものも存在していたという。 白亜紀の終わりごろ (約6500万年前) には、 他の恐竜と共に絶滅した。  化石はおととし6月に当時大学院生だった御前明洋さん (現北九州市立自然史・歴史博物館学芸員) が発見。 その後、 同館が昨年12月からことし3月にかけて追加の発掘調査を行ってきた。  産出したのは、 外和泉層群鳥屋城層と呼ばれる地層で、年代は約7500万年前と推定。 約3㍍×1㍍の範囲内に多くの骨化石が埋没しているのが見つかり、 全て採取することに成功した。  石の中から骨を取り出すクリーニング作業により、 現在までに椎骨24個 (うち20個は関節でつながった状態)、 肋骨15本、 歯13本、 前肢と下顎の骨の産出を確認している。 今後の進展でさらに増えるとみられる。 作業工程は半分も終わっておらず、 あと数年かかるという。  また今回見つかった化石は国内で見つかったものの中で最も保存状態が良く、 全体の復元も可能になった。  同館は 「どんな速さで泳いでいたかなど、 当時の生活を知る手掛かりになるかもしれない。 今回は下顎が見つかったので、 将来頭蓋骨が見つかれば言うことない。 ゆくゆくは肉付けして生体の復元などができれば」 と期待を込めている。

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森さんペアが2位 ねんりんピックお手玉大会

ねんりんピックお手玉大会

 先日、 熊本県で開かれたお手玉大会 「熊本健康おじゃめ大会」 (熊本おじゃめの会主催)の個人戦 「2人遊び2個ゆり」 で、 和歌山のお手玉の会 「ななこの会」 会長の森勝代さん(66)、 本民代さん(61)ペアが2位に輝いた。 1位には届かなかったが2人は 「まさか! やったー」 と手を取り合って喜びを分かち合ったという。  大会は60歳以上の高齢者を中心とするスポーツ、 文化、 健康と福祉の祭典 「ねんりんピック2011熊本」 の協賛イベント。 個人戦6競技には82組約200人が参加した。   「2人遊び2個ゆり」 は、 2人が向き合って4つのお手玉を渡し合い、 落としたペアが脱落していくというもの。 最後の1組になるまで時間無制限で競う。 競技が始まると2人は一点に集中し、 お手玉を投げ渡していった。  終盤に近づくにつれて審判が 「高く、 早く」 と指示。 リズムよく投げていた2人だったが、 最後の2組になったところで残念ながら、 お手玉を落として終了。 2人は 「名人でも落とすまさかが付きもののお手玉。 楽しかった」 と満足そうに語った。  同会からは森さんと本さんの他、 平山初永さん(68)、 息子の光浩さん(37)も一緒に参加。 森さん、 本さん、 初永さんの3人で団体戦にも出場したが、 準決勝を前に惜しくも破れた。

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欧州の古雑貨たくさん 洋画家が「移動カフェ」

洋画家・寺中重行さん

 和歌山市西高松の洋画家・寺中重行さん(62)が今月から、 土・日曜日のみ開店する 「移動するカフェギャラリー 『パピエブルー』」 を、 同市十二番丁の本山ビル1階駐車場で始めた。 カラフルにペイントしたミニトラックを開けると、 絵やアンティークのガラス器、 ちょっと不思議な古雑貨がたくさん。 ミニキッチンも備えている。 27日から31日は、 同ビル2階のMsギャラリー12番丁で、 規模を拡大した特別展を開く。  寺中さんは、 20年以上前から毎年、 欧州へスケッチ旅行に出掛けており、 花が咲き乱れる明るい作品で知られる。 「パピエブルー」 で扱っているのは、 そんなスケッチ旅行で買い求めた品々。 生活の中にさりげなく取り入れられる古道具だ。  27日から始まる催し 「ギャラリーに楽しいブックカフェがやって来る~移動するパピエブルー展」 では、 古雑貨の他、 寺中さんら数人の画家の作品、 ことしフランス・パリとイギリス・コッツウォルズで手に入れた小物、 今まで集めたアート系の本などが並ぶ。  フェアトレードのネパール産コーヒー 「シリンゲ村物語」 や紅茶、 抹茶を楽しめるコーナーも設けるといい、 寺中さんは 「ゆっくりコーヒーでも飲みながら楽しんでください。 見るだけでも大歓迎です」 と話している。 入場は無料。 飲み物は有料。 午前10時から午後6時(最終日は5時)。  問い合わせは同ギャラリー(℡090・6320・0665)。

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行列や売り切れも 「城下町バル」にぎわう

わかやま城下町バル

 和歌山市の飲食店を食べ歩く初めてのイベント 「わかやま城下町バル」 (同実行委主催) が15日、 JR和歌山駅やぶらくり丁周辺などで開かれた。 マップを片手に店を決めているグループの姿が市街地のあちらこちらで見られ、 行列ができる店や、 あっという間にバルメニューが売り切れる店もあった。  この日は、あいにくの雨になり、一時は激しく降ることもあった。一部の店ではランチタイムから営業を開始。本町の複合商業施設フォルテワジマに入る寿司店「きし田」は、通常の土曜日の来客数のほぼ倍に当たる昼89人、夜120人の来客があったという。岸田将光店長(49)は「午後8時ごろにネタがなくなってしまった。初めてのお客さんが多かったと思うので、店のことを知ってもらうきっかけになった」と笑顔。  鶏の骨付き肉をバルメニューとして提供した 「釜焼鳥本舗おやひなや」(雑賀町) は、 店内に待つ客であふれた。 市内から来た40代の女性2人は 「友人のブログでバルを知った。 まずはここに来ようと思っていた。 むちゃくちゃお得やね。 バスもあるし、 頑張って4軒ハシゴするわ」と上機嫌で話していた。  実行委によると、3000枚用意したチケットは2000枚以上売れたという(17日午前現在集計中)。予想以上の来客があった店は、メニューが売り切れて通常より早く閉店することもあった。巡回バスも10時ごろまで、ほぼ満席状態が続くなど人気だった。  実行委は、「バル、楽しいでしょ? これからも続けたいですね」と話している。

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灯籠8000本ともる 和歌山城などで竹橙夜

第6回まちなかキャンドルイルミネーション 竹燈夜

 竹灯籠で街中をライトアップする 「第6回まちなかキャンドルイルミネーション 竹燈夜」 が15、 16の両日、 和歌山市の和歌山城内を中心に開かれた。  15日は雨のため途中で中止になったが、 16日は天候に恵まれ、 予定通り開催された。 約8000本の竹灯籠の優しい明かりとともに、 各所でろうそくを並べて絵や文字を描いた。  また、一の橋付近では竹スピーカーの音色が幻想的な雰囲気をつくり、二の丸庭園では県華道家協会による竹を使った大型の「いけばなアート」が展示された。

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「和の輪」広がる マリーナで伝統文化発表会

和の輪

 日本の伝統文化の発表会 「和の輪」 が15日、 和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ内アドベンチャーホールで開かれ、 約800人が舞や歌に酔いしれた。 地域に文化の輪を広げようと活動している 「和の文化を守る会」 (長谷川健市代表)が主催。  発表は3部構成で行われた。 1部では 「和の歌・舞」 をテーマに和歌山在住の約120人が日本舞踊、 詩吟剣舞、 琴、 津軽三味線、 民謡、 水墨画など、 日本の伝統文化をそれぞれ披露した。  国内外で活躍している日本舞踊(やまと舞)の講師、 やまとふみこさんは、 赤の艶やかな着物をまとい、 重厚感ある謡いに合わせて登場。 ゆっくりと軽やかに扇子や足を動かし、 迫力のある歌声と舞で観衆を魅了した。  発表会は全国各地で月1回のペースで開かれており、 長谷川代表 (68) がプロデュース、 京都府の横山優さん (67) が演出を手掛けている。

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故・木下さんの寄付で誕生 「きのくに虹文庫」

きのくに虹文庫

 元タクシー運転手の故・木下秀雄さん (享年97歳) =和歌山市和歌浦南=から県に寄せられた寄付金を利用し、 県立図書館 (同市西高松) に14日、 「きのくに虹文庫」 が誕生した。 子どもを対象にした本や資料約1万8000冊を購入し、 一部を除き貸し出している。  木下さんの財産管理人を務めていた榎本田中法律事務所 (同市南中間町) の田中繁夫弁護士 (67) によると、 木下さんは、 自身が大学に行けなかったことを嘆き、 和歌山の子どもたちの教育水準向上を願っていたという。 木下さんには年金などをためた多額の遺産があったが、身寄りがなく相続人がいなかったため、県の 「ふるさと和歌山応援寄付」 に託そうと決めていた。  木下さんは昨年9月18日に亡くなり、田中さんがことし1月20日、 木下さんの遺言通り、 県に遺産3672万円を託した。 寄付金で購入した本は、 子どもたちのさまざまな個性を7色の虹に例えて 「きのくに虹文庫」と名付け、 背表紙に同文庫のラベルを貼った。  同文庫は、 館内に3つのコーナーに分けて設置。 閲覧室の入り口付近には、 有吉佐和子さんなど県出身の作家の生原稿など貴重な郷土資料を展示し、 児童室には紙芝居や大型絵本約540冊 (一部書庫)、 閲覧室の奥に中高生を対象にした本約1200冊を並べた。  受験勉強などで読書から離れがちになる中高生対象のコーナーは、 「職業体験ガイド」 「心に響くあの人のことば」 シリーズなど実生活に役立つものや、 人気作家の小説の文庫版、 ライトノベルなど持ち運びしやすいものを重点的にそろえたという。  この他、 県内の小中学校を貸し出し対象とした、 総合学習などの資料約1万6100冊 (うち県立紀南図書館3000冊) を12月末から運用する予定。  同館は 「この文庫が、 木下さんの思いと子どもたちをつなぐ虹の架け橋になってほしい」、 田中さんは 「木下さんが大学に行きたかった気持ちを、 和歌山の子どもたちが継いでくれれば」 と話している。

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アーケードに笑顔 くみあい祭りにぎわう

第8回和歌山くみあい祭り~中小企業くみあい合同フェスタ~

 県中小企業団体中央会は15日、 和歌山市のみその商店街周辺で 「第8回和歌山くみあい祭り~中小企業くみあい合同フェスタ~」 を開催。 心配されていた雨も上がり、 開始と同時に多くの人が訪れ、 にぎわった。  県内中小企業や組合など43団体の製品、商品を展示販売。 昔懐かしい「ちんどん屋」がアーケード街を練り歩き、 液晶テレビなどの景品が当たるスタンプラリーのイベントをPRした。 10個入り卵パック(1つ50円)の販売では開始前から長蛇の列ができ、栄養ドリンクの無料配布、 JAの生姜(しょうが)丸しぼりジンジャーエール試飲などいずれのブースも盛況だった。  友人と共に大阪から訪れた主婦、 松原光子さん (68) は、 「何年か前まではマリーナシティでやってたけど、 みその商店街になってからは和歌山駅も近くてすごく来やすくなりました。 いっぱい買って帰りますよ」 と大きな買い物袋を抱えていた。

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