■2002石田真敏
皆様方の熱いご支援をいただき就任させていただいた衆議院議員としての生活がスタートして三カ月。
国会開会中ということもあり、取る物も取りあえず、何もかもほっぽり出したまま五月六日、連休の最終日に上京し、ホテル住まいをしながら五月七日から国会に出席した次第です。
以来約三カ月、宿舎も衆議院高輪宿舎に決まり、単身赴任の生活にも少しは慣れたところです。そして、他の若い国会議員同様、金曜日に帰り、月曜日に東京に戻る生活をしています。地元で三泊、東京で四泊という生活は絶えず出張しているようで、やはり落ち着かないものです。
さて、東京での生活ですが、朝は早いです。ほとんど毎日、朝八時から自民党本部で政務調査会の各部会、例えば農林部会とか厚生労働部会などの会議があります。
会議の内容は、各省庁の方針についての説明であったり、その時々の問題についての報告であり、それらについて議論します。議論は、誰でも挙手をすれば発言でき、私も既に何度か発言しました。
議論は、とても活発で、議員の皆様が非常に熱心なのには驚きもし、感心もします。そして、説明と同時に、そういう議論を聞くことも非常に勉強になります。今は特にそれらを仕込む時期だと思っていますが、首長の経験があるだけに幅広い分野にわたって興味があり、資料がたまりすぎて困るほどです。いずれそのうち、より深く勉強すべき分野も、絞られてくると思っています。
また、官僚の方々が優秀なのは、言うまでもありませんが、議員の方々も多士済々で、そういう方々の中での議論では、頭の中で考えることはもちろん大切ですが、それよりももっと重要なことは、現場に基づいた考え方であり、発言です。いかに現場の声を、普遍化して発言するかであります。そういう発言にこそ説得力があるのです。
それだけに、皆様が日々感じておられること、悩んでおられること、こうすれば良いと思っておられることなどをぜひ、お聞かせいただきたいと思います。それを普遍化して国政の場に反映してゆくことが、私の重要な活動の一つだからです。
さて、六月二十五日、小泉内閣の基本方針2002が閣議決定されました。マスコミでは、随分と酷評されていますが、基本方針の中には、思い切った考え方も示されています。サッチャーやレーガン改革の例を見ても、就任後一年ぐらいで、そんなに簡学にシステム改革ができるものではありません。今しばらく、腰をすえて小泉改革を支え、見守りたいと思います。
いずれにいたしましても、激動の年月が続きますが、一日も早く日本再生が成り、国民の皆様が、安定と安心の中で、生活できますよう懸命の努力をして参りたいと思っております。
(2002石田真敏)
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