■2003二階俊博
米英の同盟国のイラク攻撃はあらかじめ、予測されたことではあるが、当日は、政府も与党もあわただしかった。
政府にも与党三党にも、対策本部が設置され、官邸では小泉総理を中心に与党の党首および幹事長が集結した。
与党三党の連絡会議もスタートし、三党の声明や提言も提出された。十九日には早速、衆議院本会議を開いて、総理からの報告とそれに対する各党代表の質問が行われた。
私も保守新党の代表として質問に立ちました。フセインの決断に伴う武力攻撃の回避に望みをかけ、誰もが期待する平和的な決断を祈るような気持ちで見守り続けておりましたが、残念ながら米英などの同盟国は、武力行使に踏み切りました。
わが国は、日米同盟を重視し、国際協調の立場から小泉総理はイラク攻撃を支持する方針を明らかにしました。
私たち保守新党としても当然、小泉総理の方針を全面的に支援することを党声明で明らかにしました。
本会議の質問では、戦争の早期終結の後、難民の支援と復興支援について、わが国が積極的に協力すべきこと、有事に備えた国内体制の整備を急ぐことが、国民の生命財産を守る責任のある国会の責務であることも主張しました。
わが国の安全保障政策の真剣な見直しを考える時期に至っていることにも言及しました。
これからは特に経済対策や国内のテロ対策、石油エネルギーの安定供給などについて連立与党の責任において万全を期す決意でいます。
(2003二階俊博)
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