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2003年04月18日

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「都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会」 新たな日本再生の仕組みへ
5_5.gif ■2003世耕弘成

 自民党内に「都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会」という組織がある。道路整備の問題、税源の配分問題などで何かと対立の多い都市と農山漁村だが、これからは真剣に共存を考えていかなくてはならないということで立ち上げられた組織である。都市と農山漁村それぞれに人がお互いの地域の魅力を分かち合い、「人・もの・情報」の行き来を活発にしていくことで、都市と農山漁村の新たな対流が生まれ、共に生きる仕組みをつくることで、新たな日本再生の仕組みにしていこうというものである。政府の中には関係副大臣会議が設けられ、安倍官房副長官が座長を務めている。私もこの調査会に最初からメンバーとして参画し、和歌山県における緑の雇用事業の成功例などを紹介し、都市と山村の交流が大きなポテンシャルを秘めていることを主張してきた。
 この調査会では都市と地方の交流に取り組むNPOの皆さんからのヒアリングも行ったが、その中でいろいろな問題点も明らかになった。特に改善の要望が強かったのが情報提供の方法を改めてほしいということだった。農山漁村でのグリーンツーリズムや体験学習といった各種の制度や取り組みが各省庁や自治体レベルで導入されているものの、情報提供がばらばらに行われているため、国民やNPOにとってこれらの制度が分かりにくく使い勝手の悪いものになっているという問題点があるのだ。
 そこで調査会ではポータルサイトとして機能するホームページを作って、都市と農山漁村の交流に関する情報を統合的に紹介してみてはどうかということになり、調査会の中に「交流情報小委員会」が設置され、私が副委員長としてホームページの運営方針などについて任されることになった。
 実際のホームページの運営は「(財)都市農山漁村交流活性化機構」の中にある「都市と農山漁村の共生・対流関連団体連絡会」が事務局として担当して、四月からホームページでの交流情報の統合的提供がスタートしている。
 決してお堅い情報提供ばかりではなく、ボランティア活動へのお誘いや環境保全運動、アウトドアライフ、各地の珍しい食べ物の情報提供なども行っている。まだまだ未完成のホームページなので、これからも改良を重ねていきたいと思う。例えば緑の雇用のような農山漁村での就業体験談の紹介や、都市の人と農山漁村の人がテーマを決めて議論するBBS、ライブカメラや動画による風景の中継などがあっても面白いと思う。
 ご家族でのゴールデンウイークの過ごし方を検討されている方はぜひこのホームページを参考にされてみてはどうだろうか。例年とは一味違った休暇になるのではないか。またホームページではこの都市と農山漁村の交流を進める国民運動のネーミングを募集中である。ぜひ応募していただきたい。(http://www.kyosei-tairyu.jp/)


(2003世耕弘成)
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