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2004年08月17日

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政策集団「あさっての会」
5_5.gif ■2004谷本龍哉

 二〇〇四年八月三日から二日間、 赤坂プリンスホテルにおいて、 政策集団 「あさっての会」 の第四回の合同夏期研修会が開催された。 「あさっての会」 所属の九人の国会議員とそれぞれの地元から青年部を中心に二百十人が参加し、 各界からの四人の講師による講演と、 このような会合にはほとんど参加しない小泉純一郎総理出席のもとでの懇親会が開かれた。 二日目の閉講式では、 恒例となっている各後援会青年部の代表によるスピーチを行い、 最後は万歳三唱で研修会を終了した。
この 「あさっての会」 は、 自民党内で派閥にとらわれないメンバーだけで四年前に結成した純粋な政策集団である。 結成当初は六名だったが、 現在は九名 (オブザーバーが一人いるので正確には八+一) で、 そのメンバーは次の通りである。
 梶山弘志 (かじやまひろし) 茨城四区、 当選二回、 衆議院議員、 四十八歳
 金子恭之 (かねこやすし)、 熊本五区、 当選二回、 衆議院議員、 四十三歳
 小西理 (こにしおさむ) 滋賀二区、 当選二回、 衆議院議員、 四十五歳
 近藤基彦 (こんどうもとひこ) 新潟二区、 当選二回、 衆議院議員、 五十歳
 後藤田正純 (ごとうだまさずみ) 徳島三区、 当選二回、 衆議院議員、 三十五歳
 谷本龍哉 (たにもとたつや) 和歌山一区、 当選二回、 衆議院議員、 三十七歳
 平井卓也 (ひらいたくや) 香川一区、 当選二回、 衆議院議員、 四十六歳
 愛知治郎 (あいちじろう) 宮城県、 当選一回、 参議院議員、 三十五歳
 渡辺喜美 (わたなべよしみ)、 栃木三区、 当選三回、 五十二歳 (オブザーバー)
  「あさっての会」 は、 結成以来、 国会開会中は必ず週一回会合を開き、 その時々の政策から重点的に取り組む論点まで毎回三~四時間かけて議論を行なっている。 この臨時国会終了時点で定例会議の回数は既に八十六回にのぼる。 また、 そこで議論したことは、 そのままにするのではなく、 必ずメンバーで役割分担を決めて実行に移す。
 例を挙げれば、 社会保険庁に国会議員としては初めて査察に入り、 その他多くの省庁がコンピューターシステムに莫大な無駄遣いをしていることを暴いた 「レガシー・システム問題」、 成功させるためには国民の理解と計画の変更が必要だと総務省に迫った 「地上放送のデジタル化問題」、 手続の複雑さとその裏にある各業界の利権の為に世界からどんどん遅れていっている日本の港湾についてメスを入れた 「港湾改革」、 莫大な国民負担があるにもかかわらず国民的合意がまったくなされていない 「核燃サイクル問題」 など、 これらはすべて 「あさっての会」 の中で問題提起し、 担当者を決め、 他のメンバーが応援に回り、 現実の政策課題として解決に向けて議論が行なわれているものである。
「あさっての会」 の中には、 今まで一つの決まりがあった。 それは、 地道に政策能力の向上に邁進 (まいしん) し、 むやみにテレビに出て飛び跳ねた発言をするような軽率な行動をしないことである。 この決まりがあるために、 これまでは研修会にしろ、 その他の活動にしろすべてマスコミ取材は受け付けていなかった。 しかし、 昨年の衆議院選挙、 今年の参議院選挙の流れを見る中で、 メンバー全員、 そろそろ表に出て戦う覚悟をしなければいけないという合意に達した。
 どれだけ 「まともな政策論争」 ができるか分からないが、 信頼できる仲間と共に、 この乱世を戦い抜きたいと思っている。


(2004谷本龍哉)
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