わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。
f_ss_nikai.jpg 二階 俊博
f_ss_nishi.jpg 西 博義
f_ss_ishida.jpg 石田 真敏
f_ss_tsuruho.jpg 鶴保 庸介
f_ss_sekou.jpg 世耕 弘成
f_ss_ooe.jpg 大江 康弘
f_ss_kishimoto.jpg 岸本 周平
f_ss_sakaguchi.jpg 阪口 直人
f_ss_tamaki.jpg 玉置 公良
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2004年09月07日

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団体や個人の助成充実へ スポーツ振興くじの活性化策探る
5_5.gif ■2004西博義

 日本人選手の大活躍などで、 私たちに感動と元気を与えてくれたアテネオリンピックが閉幕した。
 メダル数合計三十七個は史上最多。 金メダル十六個は、 東京オリンピックと同じで最多タイ記録とのこと。
 谷亮子、 野村忠宏選手の柔道や競泳の北島康介選手、 体操男子団体、 マラソンの野口みずき選手、 ハンマー投げの室伏広治選手など、 金メダルに輝いた若者の活躍に酔いしれた。
 また、 優勝は叶わなかったもののアーチェリーの山本博選手、 レスリングの浜口京子選手、 卓球の福原愛選手などのさわやかな戦いに心から拍手した。
 ひたむきに勝利をめざして挑戦する姿勢に私たちは共感する。 自らの限界に挑む姿に自分を重ね合わせているのかもしれない。
  「スポーツ振興くじtoto」 というものをご存知であろうか。
 サッカーのJリーグの試合結果を予想するくじで、 当選金の最高額は二億円である。 スポーツ振興くじでは、 売上金の50%を払い戻し、 経費を差し引いた残りの収益のうち三分の二をスポーツ振興にあてている。
 収益は、 地域スポーツの振興と全日本クラスの競技スポーツの強化にあてられ、 競技スポーツに対しては、 ジュニア選手育成やマネジメント機能強化、 国際的な競技会への財政的な支援を行っている。
 一口百円で全国のガソリンスタンド、 カー用品店、 宝くじ売り場など約五千店で販売されている (十九歳未満は購入禁止)。 また一万四千店のコンビニでも会員に限り販売をはじめた。
 このスポーツ振興くじは、 スポーツ振興のために必要な財源を確保することを目的として議員提案され、 平成十年に法律が可決成立。 平成十三年から実施されている。  
 この法案成立にあたっては、 私も携わってきただけに、 今回のオリンピックにおける日本人選手の躍進にスポーツ振興くじが少しでも役に立てたとすれば嬉しいかぎりである。
 現在、 スポーツ振興くじの活性化策を作るため議論が開始され、 私も党の代表として参加している。
 スポーツ振興くじは、 初年度の平成十三年は売上額六百四十億円と順調であったが、 翌年はワールドカップで盛り上がったものの売上が伸びず三百六十億円、 昨年は二百億円と急減。 売上の減少に歯止めがかかっていない。
 このままでは、 運営経費を差し引くと、 スポーツ振興のための財源は残らないという事態に陥ってしまう。
 くじの実施にあたっては、 当初、 「青少年に悪影響を及ぼすのでは」との心配から販売する場所や方法など、さまざまな制約が設けられた。 しかし、 そうした心配は杞憂であった。
 インターネットによる販売や当選確率の高いくじの販売、 広報活動の充実等を通して、 再びスポーツの振興に役に立つくじを目指したい。
 健康に対する関心が高まっている現在、 地域スポーツ施設整備、 地域スポーツクラブ活動や地方公共団体スポーツ活動に対する助成は拡充したい。
 また、 オリンピックのような国際的な競技会で活躍できる優秀な選手を育成するためのスポーツ団体や個人に対する助成も更に充実する必要がある。
 北京オリンピックを目指して、 さらにスポーツ振興策の充実に取り組んでいきたい。


(2004西博義)
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