わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。
f_ss_nikai.jpg 二階 俊博
f_ss_nishi.jpg 西 博義
f_ss_ishida.jpg 石田 真敏
f_ss_tsuruho.jpg 鶴保 庸介
f_ss_sekou.jpg 世耕 弘成
f_ss_ooe.jpg 大江 康弘
f_ss_kishimoto.jpg 岸本 周平
f_ss_sakaguchi.jpg 阪口 直人
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2006年08月15日

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「いのちを大切にする」生き方とは 農業体験を通じて子どもの教育を
5_5.gif ■2006西博義

 今月から、 ホームページにブログを立ち上げた。 タイトルは 「西農水部会長のドタバタ菜園日誌」 で、 7月初旬から始めた家庭菜園にまつわる悪戦苦闘ぶりを、 写真付きで日記風に書いたものである。
 畑は我が家から道を隔てた斜め向かいにある。 約100㎡の耕地に、 今はキュウリ、 オクラ、 ゴーヤなどが育っている。
 議員になる前は、 広川町で1年を通じてたくさんの野菜を作っていた。
 和歌山市に移ってからは、 近くで畑を貸していただく機会に恵まれなかったことと、 心に余裕がなかったため、 好きな野菜作りが実現できなかった。
 このたび、 幸いにも向かいの土地を借りることができ、 今年から党の農水部会長に就任したということもあり、 再チャレンジしてみようと思い立ったのである。
 毎日のように水を遣ったり日陰を作ってやっても、 ネギ、 パセリ、 ほうれん草などは芽が出なかったり途中で枯れたりで、 「いのちを育てる」 難しさを実感している。
 反対に、 額に汗を滴らせながら土を盛り、 水を遣り、 苦労のかいあって、 りっぱに育った一本のキュウリを収穫する喜びはなにものにもかえがたい。
 ところで、 先週、 政府・与党は、 小中学生が農山漁村などに1週間程度宿泊し、 農作業などを体験するセカンドスクールを約3万の全公立小中学校で実施する方向で調整に入ったとの記事が新聞に出た。
 いよいよ公明党が 「マニフェスト」 で公約した 「すべての小・中学生が1週間以上の自然体験活動ができる機会を提供します」 との体験学習の全国展開が実現できそうだ。
 東京大学名誉教授で脳研究の第一人者、 養老孟司氏は 「子どもの脳を見ても、 明らかに前頭葉の働きが低下して、 キレやすくなっています。 (略)今の世の中は便利になりすぎましたからね。 (略)この便利さが子どもの 『辛抱』 をなくしてしまった。 (略)畑仕事をする、 漁船に乗る、 そういう体を使った労働が大切なので、 子どもにさせなさいといっているんです。 米や魚を収穫するには地道な努力を続けるしかないでしょう」 と、 最近の 「親殺し・子殺し」 の異常な社会現象の解決策について述べている。
 子どもの時期に、 生き物を育て、 食料を生産・確保する苦労を体験することは、 たいへん重要なことである。
人間は食料からエネルギーを供給されないと生きていけない。 食べ物を大事にすることが、 生命を大切にすること、 人間を大事にすることにつながる。
 それが 「いのちを大切にする」 という生き方に通じるのではないか。 農業の体験を通じて、 いのちを大切にする子どもが育つことを期待したい。
 下手な野菜作りをお見せするのは、 お恥ずかしい限りで、 しばらくは躊躇していたが、 作物を育てる喜びを残したくてブログに載せることにした。  
 いつの日か栽培技術の向上を皆さんにお目にかけたいと心に誓っている。 経験豊かな読者の皆様のアドバイスをお待ちしている。
 【ブログのアドレス】http://n ishi-2 4.blog.ocn.ne.jp/blog/


(2006西博義)
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