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2007年06月12日

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個人の友情は国と国との友好に 今後も支えたい「東南アジア青年の船」
5_5.gif ■2007谷本龍哉

 私が昨年9月に内閣府大臣政務官に就任して以来、 青少年政策担当として継続的に携わっている事業の1つに、 「東南アジア青年の船」 事業がある。
この事業は、 昭和49年(1974)にスタートし、 ASEAN10カ国と日本の青年リーダーたちが、 船上で43日間の共同生活を送りながら、 共通課題の研究討論、 各種の講義、 それぞれの国の文化の紹介やスポーツレクリエーション、 各種のクラブ活動などを行うものである。 航海中、 ASEAN諸国を訪問し、 現地の青年たちとの交流や各種施設の見学なども行う。 すでに30年余の歴史を積み重ね、 ASEAN各国と我が国との友好関係の発展に大きな役割を果たしてきた事業である。
 横浜での出港式、 シンガポールでの参集式、 ナショナル・リーダーたちの事前会議など、 多くの関連行事に出席し、 時には参加青年たちが43日間を過ごす 「にっぽん丸」 にともに宿泊したこともある。 実は、 この 「東南アジア青年の船」 事業には、 担当になる前から縁があった。 自民党青年局長時代、 東南アジア青年の船参加者を代表して20名の東南アジアの青年たちが自民党本部を訪問され、 自民党の政策や青年局の役割について青年局長と意見交換したいということで、 1時間ほど議論したことがある。 参加青年たちからは、 活発で鋭い質問が出され、 こちらが答えるのに四苦八苦した事が記憶に残っている。
 これまでこの事業に参加した青年の数は5000人を超え、 「東南アジア青年の船」 卒業生たちは、 この事業で得た知識や経験を生かして、 それぞれの国において、 様々な分野で活躍している。 個人と個人の間に築かれた友情関係は、 必ず国と国との友好関係の大きな基礎となるはずである。
 本年4月にシンガポールで開催された 「ASEAN+3青少年大臣会合」 の中で、 「東南アジア青年の船」 事業が各国から高い評価を頂いていることを実感した。 また、 カンボジアで開催された 「第19回SSEAYPインターナショナル総会」 に出席した際には、 既参加青年たちの社会活動に向けた活気と熱意に触れ、 この事業が果たしてきた役割の大きさを強く感じた。 この事業については、 各国から継続、 拡大の要望が強い。 今後も、 内閣府として、 より充実したプログラム作りに取り組み、 同時に政治家としてしっかり支えていきたいと思う。


(2007谷本龍哉)
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