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2007年10月30日

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対象分野多く精力的に 議論経済産業部会長の仕事について
5_5.gif ■2007谷本龍哉

 自民党議員の平日の仕事は、 毎朝8時から自民党本部で開かれる 「部会」 と呼ばれる会議から始まる。 国会に提出されるすべての法案、 政策、 税制改正などは、 すべてこの 「部会」 で議論され、 承認された後にはじめて表の舞台へ出ることになる。 「部会」 は分野別に、 教育関係なら 「文部科学部会」、 環境関係なら 「環境部会」、 外交関係なら 「外交部会」、 建設・運輸関係なら 「国土交通部会」 というふうに分けられており、 それぞれの部会には議論のまとめ役である 「部会長」 という職が存在する。
 私は、 9月4日の内閣改造に伴い、 内閣府大臣政務官を退任し、 自民党の 「経済産業部会長」 に就任した。 「経済産業部会」 は、 文字通り経済産業省が担当する政策(経済政策・中小企業政策・中心市街地活性化等)のすべてを審議する部会である。 対象分野が広く、 関連する会議も多いので 「経済産業部会長」 としての仕事は非常に多い。 経済産業部会の当面の課題は、 地方再生のための中小企業活性化策の取りまとめと、 11月に始まる来年度税制改正議論への準備である。 中小企業対策としては、 特に小規模企業への支援策の充実や下請問題などについて精力的に議論を続けている。 また、 税制改正については、 中小企業のための投資促進税制や人材育成税制、 情報化促進税制、 事業承継税制などについて税制調査会での論戦に向けて準備を進めている。 法案などはいきなり国会に出てくるのではなく、 委員会や本会議で議論する前に時間をかけて部会で議論されている。
 こうした地道な仕事の部分は、 ほとんど報道されることがないので、 法案や政策はすべて役人が作っているのではないかとの誤解が生まれる。 確かに、 法律の言い回しや技術的な部分はその多くを役人に頼っているが、 中身については 「部会」 という場で厳しい議論を経て決定される。
 もうすぐ 「経済産業部会長」 に就任して2カ月になるが、 一番大変なのは、 実は、 国会議員の顔と名前を覚えることである。 部会では発言したい議員は挙手をする。 部会長はその議員を名前で指名する。 もちろん名前と顔はほとんど覚えているが、 ほとんど話をしたことがない1年生議員の一部や、 ほとんど顔さえ合わせたこともない参議院議員の場合、 とっさに名前が出てこないことがある。 相手の名前を呼ぶ時は間違えていないか今でもどきどきする。
 いずれにせよ、 こういう仕事を与えていただけるのも、 和歌山の方々の支えのおかげである。 地方再生、 中小企業活性化のために全力で取り組んで生きたい。


(2007谷本龍哉)
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