■2008谷本龍哉
8月5日午前10時の閣議で、 第二次福田内閣発足に伴う副大臣人事が発表され、 内閣府副大臣を拝命した。 内閣府には町村官房長官を筆頭に7人の大臣がいるが、 私は町村官房長官と茂木大臣に仕える位置づけになる。 担当分野は、 金融政策、 行政改革、 公務員制度改革などで、 注目されている重要な分野でもあり、 全力を尽くしたいと思う。
3年前は自民党青年局長、 2年前は内閣府大臣政務官、 昨年からは自民党経済産業部会長と非常にやりがいのある、 またとても勉強になる職責を与えていただいていた。 今回の人事においても、 このような職責を与えていただくことができたのは、 ひとえに地元の皆様の温かいご支援のおかげであると心から深く感謝している。
とはいえ、 現在日本がおかれている状況は非常に厳しいものがある。 少子高齢化社会における社会保障に対する将来不安。 原油高騰による各産業、 家庭生活への圧迫。 食料価格の高騰と食料自給率の問題。 官民格差、 都市と地方の格差、 教育格差など様々な格差に対する不満。 多くの難問が山積している。
しかし一方で、 これらの問題解決に取り組む現内閣の支持率は、 改造により微増したもののまだまだ低水準で推移している。 支持率がすべてではないが、 これらの難問を解決していくには国民の理解が不可欠であり、 支持率の回復も重要なポイントである。 ただし、 人気取りのためのパフォーマンスではなく、 一つひとつの問題に対して丁寧に、 そして迅速に対応しながら、 その成果をしっかり出すことにより国民の支持を得ていかなければいけない。 今回の内閣改造に対しては 「サプライズ」 がなかったことに対する批判もあるが、 実務能力の高いメンバーがそろっており、 現在のような緊急事態においては、 このような布陣のほうが良いのではないかと思う。
いずれにせよ、 毎週末、 地元を歩くと地方の厳しい声をたくさんいただく。 その声をしっかり受け止めて、 一日でも早く状況を好転させられるよう、 与えられた職場で骨身を削って働きたいと思う。
(2008谷本龍哉)
|