わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。
f_ss_nikai.jpg 二階 俊博
f_ss_nishi.jpg 西 博義
f_ss_ishida.jpg 石田 真敏
f_ss_tsuruho.jpg 鶴保 庸介
f_ss_sekou.jpg 世耕 弘成
f_ss_ooe.jpg 大江 康弘
f_ss_kishimoto.jpg 岸本 周平
f_ss_sakaguchi.jpg 阪口 直人
f_ss_tamaki.jpg 玉置 公良
サイト内を検索


5_5.gif
<<メイン>>
2008年12月16日

ganba_title.jpg
重大ニュースは新党結成 今年一年を振り返って
5_5.gif ■2008大江康弘

 ことしも、あと残りわずか。
 このコーナーに新たに参加させていただきとりわけご配慮いただいた二階経済大臣には、紙上をお借りして心よりお礼を申し上げます。また、本県選出・出身の先輩議員の皆さんにも厚く御礼を申し上げます。
 ことしの重大ニュースは? と指折り数えても私にとりましては、やはり「新党結成」が一番でした。
 今、麻生総理の人気が若干落ちてきたということで、自民党内にはいろんな動きがあるようですが、どうも目先の選挙の結果を予測しての次元の話で、いささか失望の念で一杯です。
 少なくとも我々の新党結党の思いは選挙を意識したものではなく、今のこの日本にとって政治はどうあるべきか、そのために政党は何をすべきかといった次元の話であり、いずれ起こるであろう、政界再編の突破口としての思いで結党した訳です。
 自民党には、15年前に政権を失った時の緊張感を思い起こしてほしいと念願します。
 さて、少し報告をさせていただきます。
 ことしは外国とのご縁をずいぶんいただきました。
 5月の横浜でのディカドⅣでアフリカ諸国、エルトゥールル号の件でトルコ、そして台湾はもとよりですが、モンゴルにも2度訪問、外交の重要性を肌身で感じた次第です。
 同時に外交は与党の専権事項ということ、それぞれの国との交渉過程での約束ごとには必ず財政的な裏付けが求められる訳で、野党では全くできないということを実感しました。
 今回はモンゴルの報告を少し、相撲が取り持つ縁と思う方も多いでしょうが、1990年に社会主義国と決別したモンゴルは、今日まで民主化、市場経済を導入し、少しずつですが自由主義、資本主義経済国家へと脱皮をしてきました。
 この間、世界で最も多くのODA援助を送り続けてきた国は我が日本国です。
 国土は日本の4倍もありながら、人口はわずか260万人、その内100万人強が首都ウランバートルに住み、広大な平原、高原を抱えながら私が12月初めに訪問した時は零下15~20度という厳しい自然環境の中で、力強く生きている姿は感激しました。
 ODAが理解されていることもあって、きわめて親日的、ただ、歴史的にはロシアとの関係が深く、国民の約6割は好感度1位にあげているのは驚きました。
 今回の目的は、モンゴル側からのオファーで日本の病院が進出できないものか検討してほしいということでした。
 1930年代までは東洋医学しかなく、その後70年間にわたって旧ソ連下で西洋医学が導入されたものの、政治的に閉鎖的だったため、ソ連の医療に対して疑問視する余地もなく資本主義国では急発展する中、ソ連自体の医療が西洋より10年以上遅れ、そのコピーした医療を更にコピーという実情で、20年から30年遅れていて平均寿命は69・9歳と世界129番、年間3万人以上の患者が海外で治療を受けるという現状を聞けば、なんとか日本の医療技術を送り込んで貢献できればと強く感じて帰ってきました。
 ウランをはじめ、鉱物資源を多く有し、我が国にとっては喉から手がでるような資源大国モンゴルには、日本のあらゆる先端技術や人材を送り込み、代わりに我が国に足りないこれらの資源を提供してもらいお互いが良き発展を目指していける最良のパートナーと成り得る可能性を含んだ国であることを確認した。
 一つでも日本を理解してくれる国、好きになってくれる国を増やしていくことが、我が国が国際社会の中での存在感と地位を高めていくために必要であることを実感。
 これらの事をしっかり実現していくためにも先ず、国内での政治の安定が最優先であると改めて感じた次第です。


(2008大江康弘)
5_5.gif


5_5.gif

この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio