わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。
f_ss_nikai.jpg 二階 俊博
f_ss_nishi.jpg 西 博義
f_ss_ishida.jpg 石田 真敏
f_ss_tsuruho.jpg 鶴保 庸介
f_ss_sekou.jpg 世耕 弘成
f_ss_ooe.jpg 大江 康弘
f_ss_kishimoto.jpg 岸本 周平
f_ss_sakaguchi.jpg 阪口 直人
f_ss_tamaki.jpg 玉置 公良
サイト内を検索


5_5.gif
<<メイン>>
2009年11月17日

f_tsuruho.jpg
ganba_title.jpg
世界遺産のネットワークを 高野熊野を平和の起点に
5_5.gif ■2009玉置公良

 「政官が癒着して税金の使い道を決めていたら地方はガタガタになる。 これからは住民が主体になって税金の使い道を考え、 地方や暮らしを再生しましょう」 そう訴えて多くのみなさんから支持をいただき、 政権交代を実現させてから二か月。 今はその公約を実現せんと奮闘中ですが、 こんなにも多くの方が政権交代や変化を望んでいたのかと驚く毎日です。

 政権交代の旗手、 鳩山首相はさっそく国連で 「地球温暖化ガス排出量の25パーセント削減」 をぶち上げ、 世界の喝采を浴びましたが、 その結果、 首相が国連演説をするときにいつも開かれる日本人国連職員との懇談会にも、 かつては70人ほどしか集まらなかったのに、 今回は100人を超える職員が集まり、 「今まで日本人国連職員は小さくなって仕事をしていましたが、 これだけの演説をしてくれたら、 もう胸を張れます。 これからは日本人として誇りをもって仕事をしていけます」 という声も聞かれたそうです。

 私も鳩山首相の意気込みにならい、 最初に出席した外務省の政策会議では、 国会議員になっての第一声として、 こんなことを言わせていただきました。

 「和歌山には、 世界遺産に登録された高野熊野があります。 ここには、 神も仏も一緒にまつる平和の精神があります。 宗教をめぐって対立の続く世界に向けてアピールできるものです。 鳩山首相は環境問題と取り組む日本の意欲を示しましたが、 この平和の精神も日本が世界に向かってアピールできるものです。 11月13日には米国のオバマ大統領が来日しますが、 そのときには、 核なき世界の実現を唱える大統領にこの精神をアピールし、 高野熊野を世界平和の起点にしましょう。 ここに世界の紛争地域の青少年を集めて、 平和の精神を伝える話し合いの場を設けるのです」

 この考えは、 鳩山さんを始め、 選挙中に私の応援に来てくださった多くの民主党幹部のなかでもまず同じ和歌山出身の平野博文官房長官に直接伝えましたが、 平野さんとはそのとき、 「一緒に和歌山をよくしていきましょう」 ということで意見が一致しました。

 国会では、 環境委員と国家基本政策委員を拝命しました。 そこで、 さっそく環境省の政策会議では、 森、 土壌、 海藻という温暖化ガスの吸収源に恵まれた和歌山の自然をアピールし、 鳩山首相が掲げた 「25パーセント」 の目標を実現させるためにも、 温暖化ガスの吸収源となる森の再生や土壌の保全を進めましょう、 そしたらそこに多くの雇用を生み出すこともできるではありませんか、 と発言させていただきました。 県会議員時代から訴えつづけてきたことですが、 この、 土壌の吸収源としての効果も、 12月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組条約締約国会議で認められる方向へ動いています。

 先にも書いたように、 高野熊野の世界遺産は、 これから世界の環境対策や平和運動を先頭に立って引っ張っていける地域です。 ですから、 ここを中心に国内に14ある世界遺産を一つに結び、 そこに世界の890の世界遺産も結びつけて、 環境と平和のネットワークをつくることも考えており、 そのための議員連盟を立ち上げる準備も始めました。

 和歌山では、 御坊~田辺間の近畿道の4車線化が 「凍結」 されたことでいろいろとご意見をいただいていますが、 これは総選挙の2日前に認可がおりた事業であり、 マスコミ報道でも自民党の選挙対策という声もあるので、 海南~御坊間の4車線化は引き続き進行中ですが、 政官の癒着を断ち切るためにも、 もう少しよく検証してみる必要があります。

 この点も含め、 民主党は今、 平成21年度予算を厳しく見直し、 税金の無駄遣いを排する取り組みを続けています。 このため、 和歌山3区でも、 独自にみなさんと 「地域戦略会議」 を開き、 より多くの人たちの生活に役立つ税金の使い道をさぐっていくつもりです。


(2009玉置公良)
5_5.gif


5_5.gif

この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio