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2010年01月14日

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本格的景気回復ができるか 民主党政権の真価問われる年
5_5.gif ■2010岸本周平

2010年、 新しい年が始まりました。

 そして、 今、 新政権の下での新しい予算案もできました。 「コンクリートから人」 へという理念に基づいた予算です。 その内容もさることながら、 今回は事業仕分けで予算のプロセスをオープンにして国民の皆さんに見ていただきました。 初めての試みです。

 陳情の仕組みも大きく変わりました。 これまでの自民党政権では、 年末の風物詩として、 大勢の陳情団が国会や官庁街に詰めかけていました。 その旅費や宿泊費はすべて税金です。 こんな無駄遣いはありませんでした。

 民主党政権では、 地元ですべての陳情を受け付けることにしました。 県レベルの陳情は民主党和歌山県連代表がお聞きします。 和歌山市の陳情は選挙区の総支部長になります。 2区、 3区もそれぞれ総支部長が担当です。 陳情は民主党の国会議員がお聞きして幹事長室に一本化することになりました。

 なお、 一部で誤解があったようなので、 説明しておきます。 阪和高速道御坊以南の4車線化に関する陳情の件で知事さんをはじめ陳情団の皆さんが上京された際の会合に、 民主党の3議員が出席しなかった件です。

 私はできる限り、 地元で陳情の説明を聞かせていただくよう努力しています。 今回の件も、 和歌山市内でやっていただければ当然のことながら聞かせていただきました。 大勢の政治家や役人が大挙して上京、 決起大会で気勢をあげて予算分捕り合戦に走ることをやめましょう! というのが私たちの真意です。 繰り返しになりますが、 そのための旅費、 宿泊費は和歌山県民の税金から出ているのです。

 誤解されないように申し上げます。 道路予算が必要ないなどと言っているわけではありません。 第二阪和国道や京奈和道路などの実現に努力しています。 国土交通省の政務三役には、 その必要性を直接説明していますし、 幹事長室にも陳情に行きました。 県民の皆さまには予算陳情のシステムが変わったということをご理解いただきますようお願いします。

 さて、 私は、 衆議院の財務金融委員会、 内閣委員会のメンバーとして、 金帰月来の生活にも慣れて参りました。 そして、 週末は必ず、 街頭に立って、 地元の有権者の皆さまの声を聞かせていただいています。 政権発足直後の高揚した感じは既になく、 街頭ではお励ましと共に厳しいお叱りの声もいただきます。

 今年は本格的な景気の回復が達成できるかどうか、 民主党政権の真価が問われます。 第二次補正予算を着実に実行し、 新年度予算をつなげていくことが必要です。 そして、 財政再建を確実にするために、 さらなる成長戦略が必要です。 政府は今後、 2020年度までに名目の経済成長率を平均3%(実質2%)にすることを目標に掲げています。

 それには、 環境技術など世界最先端の技術力を持つ企業部門に日本経済をけん引する役割を果たさせることです。 民間の活力をさまたげる規制を撤廃することも必要です。 一方で、 特殊法人や天下りの廃止には課題が残っています。 事業仕分けだけではなく、 抜本的な改革をするべきです。 衆議院議員の定数80の削減や国家公務員の総人件費2割カットも実現すべきです。 政府の無駄を完全に排除しなければ、 民主党政権が選ばれた値打ちがありません。

 そのようにして、 歳出を合理化し、 景気回復で歳入を増加させる中長期的な財政再建の道筋を描くことが私の仕事です。

 2010年、 民主党にとっても、 私にとっても正念場の年です。


(2010岸本周平)
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