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2010年06月01日

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890のネットワーク実現へ 世界遺産議員連盟を設立
5_5.gif ■2010玉置公良

 5月18日、 深夜の衆議院本会議で地球温暖化対策基本法が可決されました。 環境問題にずっと取り組んできた私にとっても、 本当にうれしいことでした。

 いま、 地球がピンチです。 地球温暖化の原因は、二酸化炭素などの 「温室効果ガス」 で、 基本法は国際社会の合意の下で25%削減することを目標としています。 そのためには、 バイオマスや太陽光、風力などの再生可能エネルギーの開発や、 石油製品からバイオマス製品への代替などの新しい技術開発と実用化を進めなければいけません。 バイオマス資源の豊富な地方に、 新しいビジネスと雇用が産まれる大きなチャンスです。

 このチャンスを活かすヒントは高野熊野の世界遺産にあります。 高野熊野の世界遺産は、 自然と共生し、争いをしないでみんな仲良くしようという精神文化がユネスコで評価されて登録されました。 世界平和、 地球環境、 文化、 教育、 観光など世界を幸せにするヒントがいっぱいつまっています。 そこで、 4月22日、 私が中心となり呼びかけて 「世界遺産」 議員連盟を設立しました。 国内14の世界遺産地のネットワークを実現し、 これから登録をめざす地域を支援し、 将来的には世界890の世界遺産ネットワークの実現をめざします。

 地球環境や世界平和は、 一人ひとりの命を守ることにつながります。 地域の中核病院として田辺市に公立紀南病院がありますが、 政府の法律案では平成25年4月以降、 廃止か売却を迫られることになっていました。 そこで、 私は小沢幹事長や与党の厚生労働委員に働きかけ、 法案の修正を求めてきました。 その結果、5月28日、 修正案が衆院厚生労働委員会で採決され、自民党は反対しましたが、民主党などの賛成で可決し、 廃止や売却から存続へと大きく舵をきることが実現しました。

 また、 4月、 5月とたくさんの小中学生が国会見学に訪れています。 私も地元から20校以上の中学校の国会見学で紹介議員となり、 中学生に必ず、 「この中に、 政治家になりたいと思う人は?」 と質問します。 「日本が世界のリーダーとなって、 地球環境と世界平和を守る先頭に立つ、 という気持ちを込めた、 憲法に次ぐ大切な基本法が衆議院を通りました。 そういう強い気持ちをもって日本や世界を動かすのが国会であり、 国会議員の仕事です。 ぜひ、国会議員をめざしてください」 とあいさつします。 修学旅行生の中から、 未来の和歌山や日本を背負う政治家が生まれることを期待しています。

 さらに、 私は小中学校の耐震化の推進を強く訴えてきました。 文部科学省は4月30日に 「年度内に完了する事業については予算措置がされるので、 夏休みに工事ができるよう事業に着手すること」 を各都道府県に連絡しました。 和歌山県では、 今年度11市町村の小中学校で合わせて26棟の耐震化改修や建て替えが計画されていますが、 安心して事業に着手できるようにいたしました。

 和歌山の農業を支えるウメなどの果樹に26億円を超える大きな低温被害が出ています。 私は、農林水産省に対して、従来からある果樹共済や融資だけでなく、 国の新たな支援を要請しました。また、 田辺市の昨年7月の七夕災害で被害を受けたウメ畑が20度以上の急傾斜地のために、 国の災害復旧事業の対象事業となっていない問題では、 国の現地調査を実現させました。

 また、 温泉からの排水の環境基準が6月末に期限を迎え、 継続されなければ、旅館や温泉などでは新たな設備投資で大きな負担が生じようとしていました。 このため、 私は温泉議連の一員として環境省に強く働きかけてきました。 その結果、3年間は変更なしとすることが実現できます。 今後も観光や旅館業の振興に取り組んでいきます。

 4月から週末には地元のみなさんとの国政報告会やタウンミーティングを行っています。 高速道路の料金改定案では、 私は民主党の国土交通議員政策研究会に意見を提出し、 「高速道路無料化」 というマニフェストに沿って、 値上げをしないように求めました。 和歌山以南の南紀田辺までの高速道路の無料化を実現し、 高野熊野の世界遺産への観光客の拡大や、 農林水産業の活性化など、 地域に大きな活力が生まれるように取り組んでいきます。


(2010玉置公良)
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