和歌山へ行った気になれる コミュニティ放送をサイマルラジオで

サイマルラジオのウェブサイトと、 阿部さんのヘッドフォン (広島市安佐南区祇園で次田尚弘撮影)

 兵庫県出身で広島県に住む阿部創志郎さん(23) は、 サイマルラジオで全国のコミュニティ放送をよく聴くという。

 サイマルラジオとはインターネットでラジオを聴取できるサービス (http://www.simulradio.jp/) で、 和歌山県内では、 エフエム和歌山 (和歌山市) と南紀白浜コミュニティ放送 (白浜町) が相次いで配信を開始。 放送エリア外であってもさまざまな 「地域の声」 を聴けることはたいへん魅力的だ。
 阿部さんに和歌山県内のコミュニティ放送を聴取してもらい、 その感想を尋ねた。   (聞き手・次田尚弘)

 6月から配信が開始されたエフエム和歌山の放送を1カ月以上聴いています。 大阪や兵庫とは違う、 ゆっくりとした和歌山市の方言が落ち着きます。 地元のニュースやイベント中継、 パーソナリティの会話の端々から、 和歌山の雰囲気を想像でき、 和歌山へ行った気になれます。 エフエム和歌山のコマーシャルはとてもユニークで、 ふと口ずさんでしまうような音楽や、 時代劇のようなストーリーは愉快です。

 サイマルラジオで全国のコミュニティ放送を聴いていると、 地域の良さを感じられることはもちろん、 東日本大震災の際には、 物資の選定や安否情報など、 全国放送では得られない細かな情報を入手できました。

 サイマルラジオは家にいながらにして、 放送エリアに入った気分になれます。 8月1日には、 南紀白浜コミュニティ放送が配信をスタートしたので、 広島から白浜の夏を満喫したいと思います。 和歌山市と白浜町の方言の違いや街の雰囲気も感じていき、 いつか、 実際に和歌山を旅したいと考えています。
   (阿部創志郎/広島)


2011年08月09日 09:32