2008年06月13日

2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

新庁舎を現在の敷地に 紀の川市が本庁建設で調査へ

新庁舎建設を計画している紀の川市は、西大井の本庁舎の敷地内に、新庁舎を建設することが可能なのかを調査することを明らかにした。11日の6月定例議会で中村愼司市長が遠藤守議員の一般質問に答えた。
同市では旧打田町の庁舎を本庁舎とし、他の旧4町(粉河、那賀、桃山、貴志川)の庁舎を分庁舎として使用している。しかし、分庁舎方式では部署間の連絡や事務手続きなどの行政運営が非効率なため、市と議会はそれぞれ委員会を発足し、検討を重ねてきた。また建設資金については基金を創設し、今年度は当初予算から10億円を配分するとともに、合併特例債の活用も視野に入れているという。
建設用地についてはこれまで、本庁舎の南側にあるJA紀の里打田支所を候補地とし、JA側に敷地を譲ってもらえるように交渉してきたが、土地の値段などが折り合わず、ことし4月に白紙に戻っていた。
このため市では本庁舎北別館や東側駐車場などの、現在の本庁舎の敷地を利用して建設ができるのかを調査することを決定。専門家に建ぺい率などの建築基準法に抵触しないかを調べてもらったうえで、建設の是非を検討していくという。
中村市長は 「新庁舎を建てず、現在のままやっていくことや、分庁舎を2カ所にすることなども検討したが、予想以上の経費がかかり、無駄も多い。今ある土地を有効活用していくなかで、新庁舎建設について多方面から検討していきたい」 と答弁した。





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