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和歌山市栄谷の西谷池南の公園の隣に約500株のピンクと紫の大ぶりなアジサイ=写真=がすき間なく咲き、 近所の人たちの目を楽しませている。近くに住む清水嘉一さん(71)が13年前から肥料や水やりを欠かすことなく世話を続けている。 この土地は元々は荒れ地だった。 しかし、 10数年前に枯れ葉などが燃え、 火事になり 「荒れたままでは危険」 という声で、 土地を整備しアジサイが植えられることになったという。はじめは数人いた世話人も今では清水さん1人。 「水やりには3-4時間かかるし、 芽の段階でせん定もしなければならず大変。 でも、今では生きがいの1つやね」 と笑う。 しかし、 10年以上も近所の人を癒してきたアジサイも、 ことしが見納めになる可能性も。土地を買い取った業者が売却するかもしれないのだという。 清水さんは 「さみしいよね...」 とポツリ。
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