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6回裏、智弁、2死2塁から田甫が左中間を破る適時3塁打 |
第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会は8日目の17日、 紀三井寺球場で3回戦4試合が行われた。第1試合は智弁と日高が対戦し、 智弁が5 - 2で日高を下してベスト8に駒を進めた。
3回戦(17日)
◇第1試合
日高 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
智弁 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | x | 5 |
智弁は2回に1点を先制されるとその裏、 1死2、 3塁から北畠の犠飛で1点を返し同点にすると、6回、 2死2塁から田甫が左中間を深々と破る適時3塁打を放ち、 1点を勝ち越した。7回には、 2死3塁の場面から、 坂口が左越えの本塁打を浴びせ2点をだめ押し。試合を決めた。 坂口は 「6回に田甫の適時打で勝ち越していたから安心感はあったが、何としてももう1点は欲しかった。 チャンスで打ててよかった。 次もいつも通りの戦い方をしてきたい」と意気込んだ。 髙嶋監督は 「前半、 点が取れず苦しかったが、 焦らないようにと選手らに伝えていた。中盤から智弁らしい戦い方ができた」 と話した。
2回戦(16日)
◇第2試合
向陽 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 7 | 13 |
国際開洋二 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
向陽は初回、 国際開洋の先発櫛毛から3四死球を選び、 1死満塁とし、 田村が真ん中に甘く入ってきた直球をジャストミートし、右中間を破る走者一掃の3塁打を放って3点先制。 6回に2点、 8回にも1点追加し、9回には後藤の右中間への適時3塁打など打者10人の猛攻で7点追加し、 だめ押し。 守っては向陽先発北畑が6回に内野失策で1点失うも、 8回を投げて失点はこの1点のみ。9回は西山一が抑えで登板し、 ゼロに抑えた。 先制の3塁打を放った田村は「ストレートをねらっていました。 打った瞬間は気持ちよかった」 と話していた。
1回表 1死満塁で田村が先制の右中間を破る適時3塁打を放つ
2回戦(16日)
◇第3試合
粉河 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
県和商 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 3 | 9 |
県和商は1点リードで迎えた6回、 1死満塁から武田の右前打で1点を追加すると、なおも2死満塁の場面、 仲が左前打を放って2点を奪った。 終始県和商ペースのまま迎えた8回、無死1、 3塁、 前原が中犠飛を放って1点追加。 さらに1死3塁から仲がコールドを決める左越えの2点本塁打を浴びせた。粉河は4回に西岡の適時3塁打で1点を奪うも県和商の下本、 館山の両投手の前に2安打1得点に抑えられた。
本塁打を放った仲は 「今回は自分のスイングができた。 公式戦で初めての本塁打はとても気持ちよかった。 次は強豪の日高中津。残塁をなくして効率のいい戦い方をしたい」 と意気込んだ。 県和商の米原監督は 「7、 8、 9回からが勝負だと選手にはげきを飛ばしていた。日高中津との対戦では、 全力でぶつかっていきたい」 と話していた。
コールドを決める本塁打を放ちダイヤモンドをまわる仲
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