2008年07月31日

2008 03.スポーツ

元和歌山ライオンズのチームメート 智弁の田甫選手と済美の古川投手、甲子園の夢舞台で激突へ

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古川投手(右)との対戦を楽しみにする田甫選手

第90回全国高校野球選手権記念大会に出場する智弁和歌山が2日の第2試合、初戦で対戦する済美(愛媛)のエース古川容豊投手(3年)は箕島中出身。智弁の中堅手・田甫淳選手(同)とは中学時代、硬式野球ヤングリーグの和歌山ライオンズでともに汗を流した元チームメートだ。甲子園を目指し、違う高校に進んだ二人が夢舞台の初戦で再会、相まみえることになった。

田甫選手は打順が7番ながら勝負強い打撃が特長で和歌山大会での打率は4割ちょうど。決勝ではソロ本塁打を放ち優勝に貢献。 髙嶋仁監督からキーマンの一人にあげられている。
古川投手は制球が良く、137kの速球が武器。愛媛大会決勝では、 カーブとスライダーも織り交ぜ、 1失点で完投した。 田甫選手は古川投手について「いい投手です。打てるかどうか分からないですね」と笑い、かつてのチームメートとの対戦を楽しみにしているようだ。
和歌山ライオンズ時代、3番が田甫選手、4番が古川選手だった。木村竹志監督(47)によると、二人とも一生懸命に黙々とまじめに野球に取り組んでいたという。田甫選手は「智弁に行って甲子園に出たい」と目標を掲げ、古川投手の方は「済美で野球をして甲子園に行きたい」と話していた。その目標通り、二人は希望の高校に進学し、今大会の初戦で対戦することが決まった。木村監督は「まさか教え子同士が甲子園、 それも初戦で対戦するとは思ってもみなかった。 うれしいことです。二人とも悔いのない試合をしてほしい」と話している。
ヤングリーグ時代、ライバルチームだった打田タイガースに所属していた勝谷直紀主将と坂口真規選手と、 古川投手との対戦も見どころの一つになりそう。





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