2008年08月15日

2008 03.スポーツ

8回に3本塁打で一挙11点 智弁歴史的逆転でベスト8進出

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〔8回表智弁〕(上) 坂口が逆転の3点本塁打
(下)勝谷も中越えに3点本塁打

第90回全国高校野球選手権記念大会は12日目の13日、 甲子園球場で3回戦4試合が行われ、智弁和歌山は第3試合で駒大岩見沢(北北海道)と対戦。 智弁は1点ビハインドで迎えた8回、主砲坂口の1イニング2本塁打、さらに主将勝谷も本塁打を放ち、1イニング3本塁打と、どちらも大会新記録となる猛攻をみせ、 15 - 3で大勝。 球史に新たなページを刻むとともに、 ベスト8進出を決めた。智弁は16日、 4強入りをかけて常葉菊川(静岡)と第1試合で対戦する。

◇3回戦

智弁000020011215
駒大岩見沢0100020003

〔智〕 芝田、 林、 岡田 - 平野、 森本 〔駒〕 板木、 沼舘、 小川 - 松本▽2塁打=田甫、 西川、 芝田(智) 佐藤秀、 高木(駒) ▽3塁打=及川(駒) ▽本塁打=坂口2、 勝谷(智)

1点を追う智弁は8回表、 先頭の芝田が右前打で出塁し、 続く勝谷も中前打で無死1、 2塁とすると、 坂口が初球の甘い真っ直ぐをたたいた打球はバックスクリーン左に吸い込まれる特大の3点本塁打となり、 逆転。 この一打で心を折られた駒大のエース板木をなおも攻め続け、 板木はこの回、 1死も取れずに降板。
火の付いた智弁打線は救援した沼舘も攻め、 芝田の中前適時打などで着実に加点、 さらに勝谷も初球の真っ直ぐを捕らえ、 バックスクリーンに3点本塁打。 続く坂口が代わった小川から左翼ポール際上段に2打席連続となる本塁打を放つなど、 この回だけで11点を奪う猛攻をみせた。
勝谷は 「8回は点を取ることだけ考えていた。 狙い球はなかったた。 (1本目の本塁打に) 坂口は打ちそうだなと思っていた。 終盤、 点を取れてよかった。 これからはエンジンを早めにかけて優勝したい」 と話した。
坂口は 「(本塁打は)びっくりした。 打った瞬間、頭が真っ白だった。 その前にエラーしていたのでなんとか走者を返そうと思っていた」。 「2本目は切れるかなと思っていた。 (2本連続は)たまたまです。 次の試合も打てるように頑張りたい」 と気持ちを切り替えていた。





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