2008年08月18日

2008 03.スポーツ

終盤の猛追、一歩およばず 智弁2年ぶりの4強ならず

0808172.jpg

8回智弁 1死3塁から平野が中前へ適時打

第90回全国高校野球選手権記念大会は15日目の16日、 準々決勝第1試合で智弁和歌山は強力打線を誇る常葉菊川 (静岡) に10 - 13で敗れた。 2回に髙橋の左前打で1点先制するも5回裏、 常葉に守備の乱れをつかれて3点を奪われ逆転され、 6回にはまさかの10失点で突き放された。 8回に坂口の3塁打などで4点返し、 9回には浦田の2点本塁打などで4点奪ったが大量リードを巻き返すことができず、 2年ぶりのベスト4はならなかった。

◇準々決勝

智弁01001004410
常葉000031000x13

[智] 岡田、 芝田、 林、 門口 - 森本、 平野 [常] 野島、 戸狩、 萩原、 浅川、 戸狩 - 栩木

1回裏、 智弁の先発岡田は1死1塁で常葉の3番町田に右中間を深々と破られ1塁から走者が本塁へ突入。 しかし、 中堅手・田甫から2塁手・勝谷、 そして森本捕手への完璧な中継プレーで相手の得点チャンスをつぶしピンチを脱すると、 2回表、 智弁は先頭の坂口が1 - 2から甘く入ったスライダーをうまく中前に運び出塁、 続く森本の犠打で1死2塁とし、 髙橋が左前打。 これを左翼手が後逸し、 智弁が1点先制。 5回表には押し出しで1点追加した。
しかし、 直後の5回裏、 智弁は死球と安打などで無死満塁のピンチ。 9番松本への暴投で1点返されると、 さらに2死2、 3塁で酒井の放った打球は遊撃への平凡なゴロ。 打ち取ったかに見えたが、 バウンドが変わり、 球は外野へ。 2点追加され逆転された。 さらに、 6回裏には無死1、 2塁から岡田が常葉の5番前田に左越えに3点本塁打を打たれ降板。 継投の芝田も林もフルスイングの常葉打線につかまり、 この回打者15人7安打5四死球で、 まさかの10失点。
反撃したい智弁は8回に坂口の3塁打、 平野の中前打などで4点返し、 9回には西川の3塁打、 浦田の2点本塁打で4点返し3点差まで詰め寄るも開きすぎた点差を埋めることができなかった。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif