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小梅筆の鮮やかな 「三十六歌仙絵馬」 も展示 |
「川合小梅展」 が17日、 和歌山城天守閣でスタートした。 小梅日記を楽しむ会(辻健会長)が主催、 県、 和歌山市、 本紙など後援。 明治維新をはさむ約70年間、 日常や社会情勢を日記に書き続けた紀州藩士の妻川合小梅の魅力と、 貴重な歴史資料である 『小梅日記』 を知ってもらい、 城下町和歌山の江戸文化の見直しと和歌山市の活性化を目指す。
初日は大橋建一和歌山市長や、 『小梅日記』 を自宅土蔵で発見し整理判読し県に寄贈した志賀裕春さんの孫で、 小梅の6代目になる海南市の志賀秀生さん(52)=箕島高校教頭=など関係者を招きテープカットが行われた。
志賀さんは、 「このように改めて日記を世に出していただいたことは喜びです。 楽しむ会の皆さまに感謝します」 と話した。
展示品は 『小梅日記』 原本のほか、 初公開となる小梅が書写した 『環海異聞』、 新発見の小梅筆 「立雛図」、 小梅筆 「牡丹図」 「田中善蔵肖像画」 「三十六歌仙絵馬」、 藩校校長だった夫梅所の 『従軍日録』、 会員による小梅の外出調査や食事の再現資料など。
展示は11月16日まで。
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