2008年11月18日

2008 04.文化・くらし

高齢者のいきがいの場に

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「元気で第二の人生をみんなと一緒に過ごしたい」と話す高松代表

姿も若く!気も若く!。高齢者の生きがいと交流の場として20団体が集まりことし4月に和歌山市つどいの家連合会を発足させ代表を務める。これまであった和歌山市つどいの家連絡協議会が解散したが、「続けていきたい」という多くの人の声を受けて新たに会をスタートさせ、このほど第1回の作品展と発表会も開催し大勢が楽しんだ。

つどいの家は小学校区に1つ、個人の家を開放して60歳以上の人が集い、第二の人生をみんなと一緒に元気で過ごすことを目的としている。
高松さんは約20年前から高齢者の生涯学習の場として「つどいの家」を始め、現在は「つどいの家関戸の代表者でもある。何よりも家庭的な雰囲気が好きで、「一人でも寂しくされていると、ほっとけなくてつい声を掛けてあげたくなるんです。思いやりが一番大切ですね」の言葉からはごく自然に心優しさが伝わってくる。
自身、書道家で自宅で書道塾を経営し、保護司、民生委員、児童委員などの公職も務めている。面倒見がよく、連合会設立時も「高松さんが代表になってくれるならお手伝いするよ」という言葉に押された。「周りからは『頑張てるね』と言われますが、私はいつも自然体です。何事も難しく考えません。一人では何もできませんし、皆さん本当に助けてくださるので」と控えめだが、人への心遣いは人一倍。
「高齢になると体力も気力も衰え、だれでも不安はありますが、不安を考えていても幸せにはならないので、何事もよい方に考えます」と発展的に物事を捉える。また、日頃の成果を発表する場も生きがいにつながるとして、このほど行われた作品展や発表会では大勢の人が楽しみ、今後も続けていくという。
「教室に来て良かったと喜んでいただくと一番うれしい」という高松さん、「人とのつながりを大切にしていきたい。お互い共感できるような人格を築けるようなつどいの家が広がっていけばいいですね」と大きな視野で会への情熱を語った。





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