2008年11月22日

03.スポーツ/062紀州レンジャーズ

和大野球部の主砲 紀州レンジャーズ入り

0811221.jpg

関西独立リーグでの活躍に期待がかかる太田選手

来年4月に開幕するプロ野球・関西独立リーグに参入する紀州レンジャーズに、 和歌山大学硬式野球部の太田智之選手 (21) が入団する。 今月初めに行われた合同トライアウトに参加し、 合格。 16日のドラフト会議でレンジャーズから6位指名された。 和歌山市で生まれ育ち、 小中高校、 大学と一貫して地元和歌山でプレーしてきた生粋の紀州っ子の活躍に期待が集まる。

太田選手は地元の広瀬で少年野球を始め、 城東中、 桐蔭高校と進学。 桐蔭高校時代には、 4番遊撃手として夏の甲子園県大会でチームをベスト16に導いた。 大学でも2年から4番を務め、 近畿学生野球リーグで一時は3部に転落したチームを再び2部に昇格させる原動力となった。 肩が強く守備範囲は広い。 168cmと小柄ながらパンチ力があり、 長打を狙えるが、 「状況に応じた打撃」 が魅力だ。
大学卒業後は、 実家の製麺業を継ぐつもりだった太田選手。 しかし、 「打つのも守るのも楽しい」 という大好きな野球を続けたい気持ちがあり、 関西独立リーグができると知ったときから、 「プレーしたい」 と強く思うようになったという。
今回のドラフトで入団できなくても、 大学や高校の指導を手伝いながら来年も挑戦するつもりだった。 ドラフトで指名され、 「ホッとした」 と振り返る。 「とりあえず1年間、 全力で取り組みたい。 レンジャーズは関西独立リーグの中で一番初めにできたチームだから、 ぜひ優勝を目指したい」 と意気込みは十分。 レンジャーズの奇抜な黄色のユニホームに関しても、 「チームが強ければ、 きっと強く見えます」 と笑顔。 目標は「もちろんプロ野球」と目を輝かせた。
和大野球部の後輩・宮城淳一選手 (21) は 「太田さんは頼りがいがあって、 チームの中心としてみんなを引っ張ってくれた。 活躍して僕たちの目標となってほしい」 とエールを送る。 指導する大原弘監督代行 (43) は 「ずっと和歌山で野球できるという一つの夢を体現してくれた。 和歌山の人に愛され、 球場に足を運んでもらえるような選手になってくれれば」 と話した。
関西独立リーグ 四国九州アイランドリーグ、 北信越関東のベースボールチャレンジリーグに次ぐ、 国内3番目の独立リーグとして発足。 来年4月に、 和歌山、 大阪、 神戸、 明石市にある4チームで開幕予定。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


03.スポーツ - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif