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シルクロードを題材に描き続けた日本画家で国際的な文化財保護に尽力した文化勲章受章者、平山郁夫(ひらやま・いくお)氏が2日午後0時38分、脳梗塞のため東京都内の病院で亡くなった。79歳だった。
平山氏は広島県出身。15歳で原爆に遭う。東京美術学校(現東京芸大)に進学。日本画家の前田青邨に師事し学生時代から卓越した才能を開花させた。昭和28年、院展に初入選、36年「入涅槃幻想」で日本美術院賞・大観賞を受賞、31歳で日本画壇に確固たる地位を築いた。
妻の美知子さんが九度山町出身の政治家松山常次郎氏の長女という縁もあり、平成20年4月から県立近代美術館と県立博物館の名誉館長を務めていた。
仁坂吉伸知事は、「平成19年に鎌倉のご自宅でお会いいたしております。名誉館長にご就任いただいてからは、一度、和歌山にお越しいただき大所高所からのご指導ご助言をいただく機会をお待ちしておりましたが、多忙なスケジュールのなか、なかなかお越し願えぬままになったことは誠に残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします」と、大橋建一和歌山市長は「37年余り前に新聞記者として奈良支局に勤務していたとき、平山先生を取材させていただきました。駆け出し記者に対する慈愛のこもったまなざしと、優しい受け答えに感動したことが今も忘れられません。心からご冥福をお祈りします」とコメントした。
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