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和歌山競輪場 (和歌山市五筋目) で屋根付き北スタンドを中心とした改修工事が始まっている。 老朽化し耐震診断で赤信号がともっていたコンクリートの北スタンドは解体撤去し、 新たに土盛りし防風林と芝生のある立ち見スタンドを設置する計画で、 環境に配慮したコンパクトな造りに様変わりする。
和歌山競輪場の改修は平成27年の国体開催に向けた施設整備の一環。 県公営競技事務所によると、 今年度は古くなった北側の立体駐車場とトイレを解体撤去して工事用エリアとし、 来年度に北スタンドを撤去して高さ5メートル、 幅3メートルほどの立ち見スタンドの工事に着工する予定。 スタンド改修で収容人員は正面のメーンスタンドなどと合わせ、 これまでの約半分の1万人収容となる。
屋根付きの北スタンドは紀の川から吹き寄せる風よけともなっており、 撤去するとレースへの大きな影響があるため、 そのまま残して耐震補強することも検討されていたが、 改修経費面なども考慮し撤去することにした。このほか、 23年度には北側に選手管理棟を新築、 現在南側にある旧選手宿舎は解体される。 北側の立体駐車場とトイレは改修工事後に駐車場になり、 現在ある北門塔も撤去される。 改修工事の総事業費は約6億4000万円。 全体の工事完成は24年度内の予定。
和歌山競輪場は昭和24年 (1949) の開設。 1周400メートルバンクで公営競技の競輪の開催のほか、 高校生を中心とした競輪競技 (アマ) の大会も開かれる。 プロ競輪界のトップクラスであるS級に在籍する地元選手は東口善明選手ら9人 (2009年1~6月期)。
公営競技の競輪は近年、 売上減などが響き閉鎖の危機にある競輪場もある。 県公営競技事務所は 「うちも売り上げは最近、 右肩下がりだが、 改修は国体に向けたものでもある。 これまでのコンクリートで固めた競輪場のイメージから防風林や芝生もある環境に配慮した施設にした」 としている。
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