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2010年01月03日

00.社会

和歌山国体へ準備万端【新年号3部13面】

天皇杯獲得へ強力助っ人
今春に県立総合体育館着工27年国体開催へ施設整備着々

平成27年の2巡目の国民体育大会開催に向け、 県は県営紀三井寺競技場など既存施設の再整備のほか、 新たなスポーツ施設の新設に本格的に取り組む。 施設整備は競技力向上と地元国体開催での男女総合優勝 (天皇杯) が大きな狙い。 和歌山市内ではことし3月に和歌山ビッグホエール北隣に武道館機能を備えた県立総合体育館の建設に着工、 また23年中には秋葉山公園県民水泳場の全面建て替えに入る予定だ。

全国レベルへ自動柔道畳練習時間確保で低迷脱出へ

新たに建設される県立総合体育館は鉄骨鉄筋コンクリート造り3階建て。 延床面積8129平方m。1階はメーンアリーナ (2200平方m) とサブアリーナ (1700平方m) があり、 メーンアリーナでは柔道場または剣道場が4面設置可能。 現在、 中之島地区にある県立体育館よりひと回り大きく、 完成後は和歌浦地区の県立武道館の機能をこちらに移す。 総事業費は設計費を除き約25億円。 完成は23年10月の予定。

県立総合体育館は27年国体では柔道と体操・新体操の会場となる。 県スポーツ課によると、 柔道は個人では優秀な選手を輩出するが、 県レベルの団体戦では大阪、 奈良などの強豪チームに国体出場を阻まれ続けている。 その助っ人として新施設は大きな励みとなりそう。

さらに、 もう一つ競技力向上へ縁の下の力持ちとなるのは自動式柔道畳の導入だ。 全国都道府県の体育館でも近年設置されているという自動浮上式柔道用床転換システムと呼ばれる装置で、 試合場1面を1基とし、 床面に高圧の空気を噴射して本体を浮上させる最新鋭のシステム。 柔道畳を折り畳んだ状態で地下ピットに収納し、 フロアに移動して展開する。 県は愛知県のメーカーからこの自動式柔道畳を4基約3億円で購入している。

これを使えば約6分で試合・練習会場が完成する。 これまで柔道畳は選手らの手作業で行い、 整理にはかなりの時間がかかっていた。

県スポーツ課は 「導入により練習時間が確保でき、 県の柔道レベルは飛躍的に向上するはず」 と太鼓判を押している。

室内プールに大変身秋葉山公園県民水泳場
景観配慮し23年に着工へ

和歌山市秋葉町にある秋葉山公園県民水泳場は老朽化しているため国体用に全面建て替えを計画。 現在、 設計者が決まり基本計画・基本設計の段階で、 工事着工は平成23年中になる運び。

既存施設をすべて解体撤去し、 現在の屋外プールから最新設備を整えた室内プールに変身する。 国際・国内公認の50mプールのほか、 25mプールと子ども用プールも設置。 観客席は立ち見を含めて2000人収容。 事業費は約80億円。

県民水泳場は秋葉山の中腹にあり昭和42年に建設され、 46年の黒潮国体の水泳競技会場にもなった。 以来、 緑に囲まれた水泳場として市民に親しまれ、 高校生らの競技大会も開催されていたが、 屋外プールであるため水温調整しても好タイムが出にくいため、 近年は近畿大会なども開かれなくなっていた。

水泳場周辺は風致地区になっているため、 設計は景観や立地環境などに配慮した和歌山らしい造りになる予定。 現県民水泳場にある飛び込み施設は国体後の施設の維持管理費などを考慮し整備されない。 27年国体では飛び込みとシンクロ競技は大阪府内で開催予定だという。

陸上、水泳等37競技和歌山市では相撲、体操も

平成27年 (2015) に開催される和歌山国体 (第70回) は、 昭和46年 (1971) の第26回の黒潮国体から44年ぶりの開催となる。

開催時期は9月中旬から10月中旬の11日間以内を予定。 正式競技は陸上、 水泳など37競技を予定。 このうち、 和歌山市内では陸上、 水泳 (競泳・水球)、 テニス、 体操 (競技・新体操)、 バスケットボール、 セーリング、 ウエートリフティング、 ハンドボール、 自転車 (トラック)、 相撲、 フェンシング、 柔道、 高校野球 (硬式・公開競技) が行われる。

このほか、 紀北地方では海南市がバスケットボール、 銃剣道、 紀の川市がサッカー、 ハンドボール、 ソフトボール、 岩出市がハンドボール、 バドミントン、 ボウリングを開催予定。

国体の実施競技は正式競技、 公開競技のほかデモンストレーションとしてのスポーツ行事もあり、 開催年度中は 「文化プログラム」 として芸術的な多彩な催しも県内各地で開かれる。

44年前の黒潮国体は夏季・秋季大会で選手・監督・役員合わせて2万3978人が参加。 大会期間中の入場観覧者は延べ44万4792人。 大会は男女総合成績 (天皇杯) で優勝。 また女子総合成績でも第2位となった。 大会ではブラジル日系選手の特別参加などもあり、 大きな話題を集めた。

和歌山国体に関する問い合わせは、 県国体準備課内の県準備委員会事務局 (073・441・2015)。
県公共建築課は 「景観に配慮し、 県民に愛されてきた現水泳場の良さを継承する施設にしたい」 としている。


和歌山国体へ準備万端





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