2010年01月07日

00.社会

法テラス常勤弁護士一人増員

和歌山 法テラス

会見に応じる長井弁護士

国選弁護人の指名や無料の法律相談、 弁護士費用の立て替えなどを行う和歌市十番丁の法テラス和歌山法律事務所は1日付で、 常勤スタッフの弁護士を一人増やし、 二人体制にした。 着任した長井健一弁護士 (41)は、 高齢者や障害者は一般の人よりも法律のサービスにたどりつきにくい現状から、 「行政と連絡を取り、 受けられなかった法的サービスを受けられる助けになりたい」 と話している。

増員は、 被疑者国選弁護事件の対象拡大や、 裁判員制度の開始に伴い、 弁護士の裁判準備期間が短くなることから実施。 これまでは、 平成19年12月に一人目の常勤スタッフ弁護士として、 山本彰宏弁護士 (28) が着任していた。 山本弁護士は、 約2年間で刑事事件約140件、 民事事件約40件を担当。 平成21年5月に裁判員裁判がスタートし、 被疑者国選弁護制度の対象事件が拡大されたことから、被疑者国選事件が10倍ほどに増え、 山本弁護士が国選弁護の指名を断ることもあったという。

増員により、 法律事務所は現在の市川ビル2階から3階に移転し、 隔週水曜に行っていた常勤弁護士による法律相談を毎週に拡大するなど、 住民サービスの充実を図る。 大阪市出身で2年目の長井弁護士は 「和歌山になじみながら、 被疑者国選や裁判員裁判の一助になれれば。 食べ物から和歌山を学んでいきたい」 と意気込んでいる。

法律相談は事前の予約が必要。 問い合わせは法テラス和歌山地方事務所 (050・33835457) まで。





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