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「ようお参り~」 と声を掛けながら縁起物を販売する福娘 |
えびす様を祭る各神社は9日に宵戎 (よいえびす) を迎え、 3日間の 「えべっさん」 が始まった。 周辺に県内最大の繁華街アロチがある和歌山市吉田の東の宮恵美須神社では、 午前中から商売繁盛を願って大勢の人が縁起物を求めて参拝した。
同神社には宮司がおらず、 毎年えべっさんの3日間は総本山の出雲の国 (島根県) 美保神社から宮司と神官10人が出向く。 10日の本戎 (ほんえびす)、 11日の残戎 (のこりえびす) の3日間で約9万人が訪れるという。 3日間は毎日、 定時に神主による 「悪斬の舞」 (あくぎりのまい) も披露される。
この日は、 午前中から福笹やえびす様のお面などを求める人で大混雑。 福娘らが 「ようお参り~」 と明るい声で出迎えていた。 同神社の中野孝司代表役員 (59) は 「景気が悪いので東の宮に参って福を持って帰ってほしい」 と話している。
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