2010年01月14日

00.社会

自転車道と歩道を分離、市内3カ所で社会実験

和歌山市内中心部マップ

道路空間を有効に活用した自転車通行環境整備を目指すため、 和歌山市内中心部の和歌山市駅前、 吹上砂山地区の国道、 県道の3カ所で18日から歩行者と自転車の分離を試みる社会実験が行われる。 実験は自転車歩行者道をカラーコーンや柵などで自転車道と歩道に分け、 通行者へのアンケートも実施。 好評ならば分離個所を両地区内に広げていきたい考えだ。

歩行者と自転車の交通事故が近年、 増加傾向にあり、 自転車・歩行者が安全に通行できる環境に見直していくため、 平成20年1月に警察庁と国交省から両地区がモデル地区に指定。 県と和歌山市、 県警、 和歌山河川国道事務所の関係機関や学識経験者でつくる 「県自転車通行環境懇談会」 が自転車道・歩道の分離に向けて検討を重ねている。

社会実験は、 国道26号 (気象台前交差点~小人町交差点約150メートル) と県道新和歌浦梅原線 (和歌山市民会館前約150メートル) の2カ所が18~20日の3日間 (午前7時~9時)。 国道42号 (NHK前交差点~真砂丁交差点約150メートル) が25~27日の3日間 (午前7時~9時)。

実験は自転車歩行者道に支柱 (カラーコーン) や柵、 道路標式 (実験ではテープ) で自転車道・歩道に分離し、 効果や影響を検証する。

社会実験に併せて、 懇談会では両地区内沿道の自治会や近隣の学校に協力を求めて、 自転車・歩行者の事故の危険個所を示した 「ヒヤリハットマップ」 を公表。 マップでは危険の集中する個所として県庁前交差点や和歌山市役所前などが赤印で示されており、 近く学校などに配布する。





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