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県立医大の新理事長選出をめぐり、仁坂吉伸知事が 「不祥事にルーズ」 などとして大学当局に再考を求める要望文書を配布していた問題で、 理事長選考会議議長の小濱孝夫副理事長が14日、 任命権を持つ仁坂知事と面会し選考会議の結果と経緯などを報告した。 小濱副理事長は 「任命を求める正式な申し出ではない」 とした上で、 「選考のやり直しは今のところ考えていない」 とした。
理事長選考会議では、 学内意向投票の結果を踏まえ、 板倉徹教授 (63) を次期理事長候補として決定しているが、 同教授は会計検査院から不適正経理を指摘されており大きな波紋を呼んでいる。
知事面会は小濱副理事長ら8人が出席。 非公開で約1時間に及んだが、 仁坂知事は改めて再考を求めたことを明らかにし、 理事長任命については 「和歌山の名誉を守ることと、 また大学の自治を尊重したいということも踏まえ考えたい」 と述べるにとどめた。 医大側の正式な申し出など今後の対応は未定。
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