2010年01月19日

00.社会

紀三井寺で大般若経転読法会

初観音

経巻を繰り落とす僧侶たち

一年で最初の観音様の縁日 「初観音」 が18日、 和歌山市の紀三井寺 (前田孝道貫主) であった。 本堂では300人を超える信者らが見守る中、 10人の僧侶が経巻を繰り落とす 「大般若経転読法会」 (だいはんにゃきょうてんどくほうえ) が行われ、 多くの人が無病息災などを願っていた。

大般若経は全600巻の経典。 西遊記でおなじみの三蔵法師・玄奘によってインドから運ばれ、 漢字に翻訳された。 すべてを読経すると莫大な時間がかかるため、 僧侶が頭上に経巻を挙げ、 「だ~い、 はんにゃきょう...ぶじょうや~く!」 と大声とともに繰り落として、 読んだことにするという。 前田泰道副住職は 「経巻を繰る風に当たるだけでも功徳がある。 仏との縁を深めていただければ」 と話していた。

海南市の清水眞沙子さん (67) は 「毎年来ています。 ありがたく見させてもらいました。 健康で来年も来たいです」 と笑顔で話していた。





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