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和歌山市新型インフルエンザ対策本部は21日、 新型インフルエンザに感染していた市内在住の85歳の女性が細菌性肺炎で死亡したと発表した。 新型インフルエンザに関連した死亡例は県内で初めて。
同対策本部によると、 女性は先月21日に発熱やおう吐などの症状を訴え、 市内の診療所を受診し、 簡易検査でインフルエンザA型陽性と診断された。 その後、 市内の別の病院に移され入院し、 タミフルの投薬を受けていた。 24日にPCR検査を受け新型インフルエンザを確認。 症状は改善されていたが、 25日に細菌性肺炎を併発。 今月に入り症状が悪化し、 19日午後9時13分に死亡した。
女性は肺気腫の基礎疾患があり、 これまでも肺炎を繰り返し起こしていたという。 新型インフルエンザと肺炎の因果関係は認められず、 「偶発的なもの」 (同対策本部) としているが、 完治していなかったため、 新型インフルエンザに関連した死亡事例となった。
市保健所の永井尚子所長は 「り患者は減っているが、 入院患者は横ばい。 小さい子どもがほとんだが、 高齢者も多い。 早期発見・早期治療し、 重症化を防ぐために医療機関との連携を強めたい」 と話している。
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