2010年01月22日

00.社会

85歳女性が新型インフルで死亡、県内初

和歌山市新型インフルエンザ対策本部は21日、 新型インフルエンザに感染していた市内在住の85歳の女性が細菌性肺炎で死亡したと発表した。 新型インフルエンザに関連した死亡例は県内で初めて。

同対策本部によると、 女性は先月21日に発熱やおう吐などの症状を訴え、 市内の診療所を受診し、 簡易検査でインフルエンザA型陽性と診断された。 その後、 市内の別の病院に移され入院し、 タミフルの投薬を受けていた。 24日にPCR検査を受け新型インフルエンザを確認。 症状は改善されていたが、 25日に細菌性肺炎を併発。 今月に入り症状が悪化し、 19日午後9時13分に死亡した。

女性は肺気腫の基礎疾患があり、 これまでも肺炎を繰り返し起こしていたという。 新型インフルエンザと肺炎の因果関係は認められず、 「偶発的なもの」 (同対策本部) としているが、 完治していなかったため、 新型インフルエンザに関連した死亡事例となった。

市保健所の永井尚子所長は 「り患者は減っているが、 入院患者は横ばい。 小さい子どもがほとんだが、 高齢者も多い。 早期発見・早期治療し、 重症化を防ぐために医療機関との連携を強めたい」 と話している。





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