2010年01月23日

00.社会

和歌山市内でタミフル耐性ウイルス初検出

和歌山市新型インフルエンザ対策本部は22日、 市内在住の男性 (19) からタミフルに耐性がある新型インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。 県内では3例目だが、 市内では初めて。

同対策本部によると、 男性は先月30日、 発熱やせきなどの症状を訴え、 市内の医療機関を受診。 簡易検査で陽性を示し、 別の病院で入院し、 タミフルとリレンザ、 抗生剤の処方を受けた。

しかし、 今月4日に症状が悪化。 6日になっても改善しないため、 再びタミフルを処方、 同時に検体を採取し、 タミフル耐性検査を実施した。 男性は12日に退院した。 脳性マヒの基礎疾患があった。 男性からの感染拡大は認められていないという。

耐性検査として、 市衛生研究所が遺伝子検査を行い、 18日にタミフル耐性を確認。 さらに、 国立感染症研究所が実施した薬剤感受性試験でも22日、 耐性を確認した。 この試験ではリレンザは効果があることが分かった。

同対策本部によると、 市内での新型インフルエンザのり患者数は、 11月後半のピーク時の5分の1まで減少しているという。





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