2010年01月28日

00.社会

四箇郷地区、住宅用火災警報器を無料配布

四箇郷地区婦人防火クラブ

警報器を配る婦人防火クラブの隊員

全国消防機器協会が実施する 「住宅用火災警報器の配布モデル事業」 に選ばれた四箇郷地区婦人防火クラブ (藤井茂子隊長) は28日、 和歌山市有本の四箇郷連絡所で警報器200個を先着順に配った。 65歳以上の高齢者のみの世帯が対象。 (すでに設置済みの80歳以上の一人暮らしは除く) 藤井隊長 (72) は 「自分の命は自分で守るという意識を持ってもらい、 今後も火災の被害者が出ないよう啓発していきたい」 と話していた。

同協会は平成16年からこの事業を実施し、 年々配布地区を増やしながら、 20年度までに全国で延べ9000個の警報器を普及させている。 21年度のモデル事業実施地区は全国で25地区選ばれ、 市内で初めて四箇郷地区が選ばれた。 1月中旬に同地区内の34自治会へ、 配布対象世帯や配布個数について書いた住警器の無料配布のお知らせを回覧した。

この日、 婦人防火クラブは 「防火」 と書かれた法被を着て参加し、 同地区消防団、 防火委員、 同連絡所が受け付けなどをサポートした。

受け付け時間の午前10時前には行列ができ、 手続きを済ませた住民は、 引換券を持って警報器と交換。 防火クラブの女性は 「寝室に付けてね」 と声を掛けていた。 設置については各自に任せ、 難しい場合は消防団や防火委員が相談に乗るという。

松島北自治会の女性 (76) は 「付けやなあかんって知ってたけど、 地区でこんな事業に参加してくれたらありがたい。 火災に対する安心感が出ます」 と話していた。





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