2010年01月28日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀美野町長選、「裏金」不起訴、町民どう見る

紀美野町長選

地域を回って支持を訴える陣営の街宣車

任期満了に伴う紀美野町長選(31日投開票)は旧美里町長で新人の段木晃氏(62)、 2選を目指す現職の寺本光嘉氏(65)=ともに無所属=による一騎打ちが展開されている。 旧美里町の裏金問題という背景から寺本氏の圧勝という見方もあるが、 旧野上町地域の選挙の 「昔から圧勝と言われても結果は6対4くらい」 という土地柄から、 接戦になる可能性も大きいという声も聞かれる。

段木陣営の西垣内清秀後援会長は 「4年間のブランクと今回の立ち遅れに加え、 裏金問題もあり厳しい」 と険しい表情。 高齢者の場合、 裏金問題の 「不起訴」 がどういうことか理解されにくい場合もあるといい、 段木氏が有利とされる小川地区などでも苦戦を強いられているという。 「いかにマニフェストを理解していただくか。 なんとか互角に持って行きたい」 と話す。

一方、 寺本陣営の中村修史事務長は、 裏金問題への関心が高い旧美里町地域では 「互角以上の戦いができている」、 また大票田の下佐々、 動木、 小畑地区でも 「大きな手応えを感じている」 と自信をのぞかせる。 その上で、 「必ずある」 という段木陣営の最後の追い込みを警戒しているという。

また両陣営で 「実際のところは分からない」 との声も聞かれた。 今回は前回に比べて町民があまり色を出さないため、 判断が難しいようだ。

町民の選挙への関心は高い様子で、 両陣営とも投票率は前回と同じ85%程度を見込んでおり、 そうなった場合は約8200票の取り合いになる。 約500票あるとみられる公明党は中立の立場で 「自主投票」 を呼びかけている。

25日現在の有権者数は9662人(男4444人、 女5218人)。





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