2010年01月29日

02.政治・経済

美園町の再開発事業、3月に本体工事開始

けやき大通り第一種市街地再開発事業

2月1日から解体、 撤去が行われる倉庫

民間主導による県内初の都市再開発事業として注目されている和歌山市美園町の 「けやき大通り第一種市街地再開発事業」 は2月1日から、 古い倉庫を解体・撤去するための足場を組むなど本格的な工事に着手する。 同月中には予定地が更地になり、 3月1日から商業施設やホテル、 マンションの本体工事を開始する。 平成23年秋ごろに完成する予定だ。

市中心市街地活性化基本計画の一環。 当初は、 土地の所有者である和歌山市の 「昭和倉庫」 と大阪市のマンション分譲販売 「日本レイト」 が共同で計画。 しかし、 景気低迷に伴い日本レイトが撤退し、 一時は事業計画が停滞。 昨年11月に都市再生機構が事業参画することが決まり、 再び動き始めた。

市都市整備課によると、 マンションは78戸、 ホテルは客室が150室。 総事業費は約40億円。 うち再開発のビル整備に国6億円、 県・市が各2億円補助する。

同事業は、 JR和歌山駅から市街地への回遊性を高め、 にぎわい創出に一役買うことを期待されているとともに、 土地の有効利用するための新たなモデルを示す事業としても注目される。 市のメーンストリート沿いにあり、 県内一大きい駅が最寄り駅となっており、 関係者は 「ここで成功しなければ、 県内どこにいっても成功しない」 と話し、 県・市、 民間が一丸となって成功させたい事業だという。





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