2010年01月30日

02.政治・経済

島精機、ノーリツ鋼機が業績予想を修正

コンピューター式横編機大手の(株)島精機製作所 (本社和歌山市坂田、 島正博社長) は29
日、 平成22年3月期 (21年4月1日~22年3月31日) 連結業績予想を、 売上高370億円 (前回予想400億円)、 営業利益0 (同15億円)、 経常損益7億円損失 (同0円)、 当期純損益は過去最悪の20億円損失 (同10億円損失) に修正したと発表した。

また、 前回20円を予想していた期末配当金は 「業績の下方修正で当期純利益の確保が困難となる見込みで現時点では未定」 とし、 「当期の通期実績および配当性向などを考え提案する」 としている。

売上高が減少したのは、 同社の中心事業の横編機事業で、 中国、 香港市場の対米ニット製品の輸出が減少したこと、 また主要ニット生産国でも、 景気低迷などで、 設備投資が低調になったのが主な要因。 営業利益は、 厳しい販売競争による製品販売単価の下落や生産台数の減少などで売上げ原価率が上昇したことなどで大幅減少。 また為替差損の発生により、 経常損益、 純損益ともに損失となったとしている。

同社は、 「今後も厳しい状況は続くが新製品の投入などで需要の掘り起こしを図る」 とし今後に期待をかける。

新型ホールガーメント横編み機 「MACH2X153/18L」 と新機種 「MACH2SIG123」 をことし1月5日、 中国香港のシマセイキホンコンと有力メーカーに初出荷。 25、 26の両日、 シマセイキホンコンで新機種の個展を開き、 まとまった受注があったという。

ノーリツ鋼機も
写真処理機器と関連機器の大手ノーリツ鋼機(株) (本社和歌山市、 茶山幸彦社長) は29日、 平成22年3月期 (平成21年4月1日~平成22年3月31日) 通期連結業績予想を修正した。 売上高は上場以来最低の284億5300万円 (前回発表予想377億7000万円)、 営業損益は74億1000万円の損失 (同69億2000万円)、 経常損益は64億6600万円の損失 (同62億5000万円)、 当期純損益を68億7700万円の損失 (同63億1000万円) と予想した。





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