|
アイデアいっぱいの楽しいセット。フォルダは3色用意 |
和歌山市吹上の県立近代美術館はこのほど、開催中の『美術百科「ここはどこ」の巻』展の鑑賞カードセットを製作した。来館する子どもたちや教育関係者にプレゼントするほか、県内の各学校に配布。同館教育普及課は、「創意工夫やアイデアが随所に盛り込まれた楽しく親しみやすいカードです」と利用を呼びかけている。
鑑賞カードセットの企画・製作・配布は、好評だった昨年の「この人はだれ?」に続く2回目。美術館を身近に感じ、より作品に親しむきっかけにと、小中学校教諭や大学教授、大学生、NPO、同館ボランティア、同館学芸員らが実行委員会を組織。昨年10回以上の協議を重ねて完成させた。主に小学5、6年生を対象にしており、イラストや言葉遣いも工夫。美術館ぼうけん地図と、「大人だってあそびたーい」などの12枚の作品カード、カードに使うシール、解説冊子、フォルダからなっている。
同事業は平成21年度文化庁美術館・博物館活動整備支援事業で、製作数は5500セット。来館時のバスの補助も出るという。同展は4月12日まで。
問い合わせは同館(073・436・8690)。
|
00.社会 - 同カテゴリの記事
|