2010年02月03日

00.社会

福祉の就職フェア、人材確保へ職員が魅力PR

福祉の就職フェアわかやま

面談する求職者

慢性的な人手不足が続く福祉や介護の仕事。 就職氷河期においても多くの事業所が人材を募集しているが、 「きつい」 「汚い」 「給料が安い」 などのマイナスイメージで毎年内定者は少ないという。 2日、 福祉の仕事を希望する人を対象にした第3回 「福祉の就職フェアわかやま」 (県社会福祉協議会など主催) が、 和歌山市の和歌山ビッグ愛で開かれ、 現場の職員が現状打破へ仕事の魅力をアピールした。

平成18年以降、 同フェアは求人に対して求職者が下回っており、 賃金や勤務時間など条件が合わずに内定率も低いという。 昨年10月のフェアでは318人の求人に対して内定者はたった19人だった。

今回は優秀な人材を求めようと、 障害者施設や高齢者施設など34事業所が参加。 275人の採用予定に対して来場者は、 学生17人を含む163人と大幅に 「売り手市場」 となり、 事業者側は仕事の内容をじっくりと説明。 現場の職員が仕事の魅力を紹介するガイダンスのコーナーで、 社会福祉法人つわぶき会の岩橋秀樹本部長が 「当事者だけでなく家族が安心して働けるようにサポートする重要な仕事。 今後もっと光が当たるだろう」 などと魅力を紹介すると、 引く手あまたの参加者らは熱心に聴いていた。

介護施設で2年半働いた経験のある海南市の男性 (27) は 「前の職場は給料が低くて辞めた。 あと半年働けば通算3年で介護福祉士の資格が取れる。 やりがいのある仕事なのでずっと続けたい」、 県保健福祉研修人材センターの宇治嘉一郎所長は 「働きながらヘルパー2級の資格が取得できる県の就業支援事業もある。 感謝される必要な仕事、 チャレンジしてほしい」 と話していた。





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