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面談する求職者 |
慢性的な人手不足が続く福祉や介護の仕事。 就職氷河期においても多くの事業所が人材を募集しているが、 「きつい」 「汚い」 「給料が安い」 などのマイナスイメージで毎年内定者は少ないという。 2日、 福祉の仕事を希望する人を対象にした第3回 「福祉の就職フェアわかやま」 (県社会福祉協議会など主催) が、 和歌山市の和歌山ビッグ愛で開かれ、 現場の職員が現状打破へ仕事の魅力をアピールした。
平成18年以降、 同フェアは求人に対して求職者が下回っており、 賃金や勤務時間など条件が合わずに内定率も低いという。 昨年10月のフェアでは318人の求人に対して内定者はたった19人だった。
今回は優秀な人材を求めようと、 障害者施設や高齢者施設など34事業所が参加。 275人の採用予定に対して来場者は、 学生17人を含む163人と大幅に 「売り手市場」 となり、 事業者側は仕事の内容をじっくりと説明。 現場の職員が仕事の魅力を紹介するガイダンスのコーナーで、 社会福祉法人つわぶき会の岩橋秀樹本部長が 「当事者だけでなく家族が安心して働けるようにサポートする重要な仕事。 今後もっと光が当たるだろう」 などと魅力を紹介すると、 引く手あまたの参加者らは熱心に聴いていた。
介護施設で2年半働いた経験のある海南市の男性 (27) は 「前の職場は給料が低くて辞めた。 あと半年働けば通算3年で介護福祉士の資格が取れる。 やりがいのある仕事なのでずっと続けたい」、 県保健福祉研修人材センターの宇治嘉一郎所長は 「働きながらヘルパー2級の資格が取得できる県の就業支援事業もある。 感謝される必要な仕事、 チャレンジしてほしい」 と話していた。
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