2010年02月03日

00.社会

和歌山外国語専門学校が学生支援、授業料半額等

和歌山外国語専門学校

卒業生や在校生の声も載っている同校の新しいパンフレット

不況に負けず、 自分の力で将来の夢をつかみ取って。 和歌山市駿河町の学校法人東海学園・和歌山外国語専門学校(坂本順一理事長)は1日、 緊急学生支援企画として授業料の大幅値下げや納入方法などの変更を実施した。 坂本理事長は、 「アルバイトをしながら英語や中国語をマスターし、 グローバルマインドを身につけ、 企業や社会で活躍できるたくましい人になってほしい」 と熱く呼びかけている。

支援企画を打ち出したきっかけは、 最近訪れたいくつかの高校で生徒たちの苦境を聞いたこと。 推薦などで大学進学が決まっていたにもかかわらず、 昨今の経済不況により親が入学金や授業料を払えず進学を断念。 就職状況も厳しいため進学も就職もできない生徒が少なくないのだという。

坂本理事長は、 「親御さんもつらいでしょうが、 子どもはそれをバネにして、 自力で進学してほしいんです」 と、 アルバイトと勉学を両立できるよう、 授業時間もアルバイトしやすい時間帯に変更した。

支援の対象はことし3月に高校を卒業する人と、 高校から推薦を受けられる人。 年間72万円だった授業料は36万円と半額にし(毎月3万円ずつの支払い)、 施設費も減額、 入学金も分割するなど入学時の納入金額を低く抑えた。

同校は、 「目的をもって学び、 技術や特技を身につけることが大切。 語学は大きな強み」 と2年制の英語学科と中国語学科を設け、 海外研修を実施するほか、 中国の山東師範大学と提携し3年次編入できるようにしている。

そのため、 小さな経済負担で中国の大学を卒業した人や、 85人いる同校日本語科の中国人と友達付き合いしながら短期間で中国語が話せるようになった人など、 頼もしい学生が多いのが同校の特長。

坂本理事長は、 「生きた語学力と、 めげない力のある国際人になってください。 社会や企業はそういう人材を求めています」 と話している。
問い合わせは同校(073・432・8699)。





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