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一投不乱に思いを込めた古木投手 |
春のセンバツ21世紀枠代表の向陽高校硬式野球部には、 約3年前から選手主体で始まった公式戦とは別にもう1つの背番号制がある。
夏場はよく汗をかくことから、 同部で約3年前にTシャツに近い軽い練習着を取り入れた。 当時の辻耕平元主将やナインが野球に対する意識をもっと高めようと、 練習着には好きな背番号や愛称を入れた。 左腕には 「一流の志」 「初志貫徹」 などが刺しゅうもされている。 その先輩の後ろ姿を見て後輩も同じように取り入れ、 現在も続く。 向陽グラウンドには、 イチローの51番など大物ナンバーがちらほらと見られる。 中には人気漫画に登場する選手にあやかって同じ番号にする選手も。
1年投手の古木伸哉選手 (16) は左腕に 「一球一球を大切に心を乱さずに投げたい」 という思いから、 一投不乱を刻印。 古木投手は 「練習はきついけど、 みんな声を出して気持ちを高め合っています。 腕に込めた思いを忘れず、 甲子園までしっかりと体を作りたい」 と話している。
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